NGS後の世界

NGSが普及したあとの世界がどうなるのか、診断業界の変化を中心として情報発信をしていきたいと考えています。

検査の奨励 アメリカの場合

2020-07-22 20:10:27 | 日記
アメリカ臨床検査学会がCOVID19の検査の拡充を求めています。
COVID19に関しては、①防疫を目的として検査を増やすべき、②通常の検査の考え方(診断・治療)にとどまるべきという意見が分かれています。私は、どちらの立場も理解できるので(どちらが正しいかわからないので)、これはマーケットが解決するべき問題だと思っています。このマーケットは政府の関与も含めてと考えています。民主主義の国であれば、最後は経済合理性が働くと信じているからです。前段はこれくらいに、アメリカでどのように検査体制の整備が
進んでいるか、アメリカの臨床学会(AACC)の記事を紹介します。
 
 
規模間を理解するため、お金の記述があるところを中心に紹介します。
 
 ・5/15に下院が合意した3兆ドル(300兆円)の具体てきな使い道をきめるときである。
・AACC(アメリカ臨床検査学会)は、検査に関して、より統合された、全体的な検査に関する戦略の立案を要求する。
・抗体検査はCOVID19に対処するうえで重要な検査。質と量を担保する政策を実行するべき。
・このパンデミックは、病院の経営を圧迫している。適切な援助が必要である。
・郊外の医療体制は維持しなければならない。HHS(アメリカの厚労省)は郊外の検査センターに関して225億円の助成金を準備している。
・さらにHHS、追加の250憶円を、病院に対して準備をしている。
 
アメリカは市場の要求に対して、適切な検査を提供しようとしているのでしょう。
それが、COVID19の流行を防ぐのに本当に貢献したのか、あるいわしなかったのか、
優秀な人たちが、事後に検討するのでしょう。
 
お金をバラまいて、あらゆる試みをする→次の感染症に備えて事後に検証する、
 
これば、防疫というコンセプトを確立するための、アメリカの壮大な実験です。
この流れをこのブログで報告できたらと考えています。
 
 
 
 
 
 
 

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