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ひやしぶろぐはじめました

今の10代が知らないと思うものは?

2015年10月17日 | 日記
小学生の時期にしか使わない文房具には特に多いのではないかと思います。
その上でさらに流行が絡んだものといえば……ロケットペンシルあたりでしょうか。
当時はスペースシャトルのブームにも乗っかってすごい勢いだった覚えがあります。

ペン底から鉛筆の太さの短い芯ケースを連続装填して押し出して使う
ガンマンのようなスタイリッシュなカッコ良さが特に男の子に大ウケで、
鉛筆のように木を使い捨てず再利用可能で削りカスも出ない、と
高度経済成長期にしては珍しいエコロジーの観点にも配慮した画期的な商品でした。


……だったはずなんですが、
流行のせいかペンのラインナップはやたら豊富でも、
地味な補充芯が単品で売られていることはほとんどないため、
芯ケースを1個でも失くして芯を押し出し切れなくなるか、芯を使い切ると
ペンごと買い替えるしかないというステキな使い捨てアイテムでした。
そうしてみんながペンごと買い替えるので、
さらにペンの流行が加速して補充芯の単品販売が減るという、流行の悪循環ですね。

結局、子供心をくすぐるのは芯を装填するそのわずかな瞬間だけで、
普段使っている時間の大半は、
芯ケースが勝手に引っ込んだりクルクル回って書きづらいただの鉛筆に過ぎなかったせいか、
飽きっぽい子供たちはゲームも遊べる文具など他の流行に流れていき、
後に文房具の定番として残ったのは、細長い芯を1本補充すれば良いだけのシャーペンでしたとさ。
子供向けの流行自体が長くても卒業までなので、元々長続きしないものですけどね。


ただ、現代は日本人宇宙飛行士の活躍など昔以上に盛り上がりやすそうな面もあり、
ガンダムペンなど大人も玩具的な文房具を日常で気軽に使える風潮にもなってきているので、
もし現代の技術を駆使して作り直したら、多数の世代を巻き込んだ再ブームもあり得るかもしれませんね。
ホームランバッターの連打記録応援グッズや本命校必中合格祈願など、連想で攻めても行けそうです。
(既にあるかもしれませんが。)


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