こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
「手もみ専門店の販売促進」(その3)
「手もみというのは、まあ早く言えばマッサージのことでもあるんですが、マッサージというような構えたものではないということがひとつ言えますね」
「うん?」
「ほらマッサージっていうと、まず頭に思い浮かべるのが旅先の旅館でのマッサージじゃないですか。ちょっと年をとった方なら」
「え、まあ、ね。自分は経験ないですけど」
「え、本田さん、旅先でマッサージ、呼んだことないですか?」
「ええ、ないですねえ」
「へえ、そうですか。まあそうなんですよ、一般的なイメージとしては。その次に町のマッサージ店。このような店に行くのはだいたいお年寄りの方が多いですよね。お客さんとしては」
「うん、そうですね。これも自分では経験ないですから、何とも言えませんが」
「私たちが言うところの手もみは、どちらかというと、若い人たちを対象とした新しい感覚のマッサージなんです」
「なるほど」
「ほらマッサージというと、どうしてもお年寄りが通うところっていうイメージがあるじゃないですか」
「たしかに」
「でも肩が凝るとか、ちょっと腰が重いとか、というのは若い人にもあることです。いやむしろ最近はそういった若い人も多くなってきていますね。
仕事がきついってこともあるんでしょうが、疲れやすい人が増えてきましたね」
「それはね、やっぱり食べるものも影響してきてるんですよ。ジャンクフードを3食主食にしてるようなところもありますからね」
「ああ、そうですねえ。そういうこともいえますね。食生活の変化も大いにありますね」
「あります、確かに。贅沢しなくてもいいから、ご飯におかず3品ぐらいという食事を、1日1食でもいいからきちんととっていれば、いいことなんですけどね」
なんだか日本人の食生活論になっていきそうなので、柴田は話の方向を元に戻そうとした。
「ええまあそんなこと、ここで言ってもしょうがないことで。だから私たちも商売できるってこともあるんで、あまり突っこんでいくと、自分の首を絞めるようなことになりそうなんで、手もみに戻りましょう」
「あ、すいません。つい」
本田も苦笑した。
こんなところで持論を開陳してもしょうがないわけだ、と気づいた。
「で、私たちはそういった若い人たち、特に女性向けのリラクゼーションをやりたいわけなんです」
「なるほど」
「リラクゼーションなんですから、ちょっと寄っていこうかっていうぐらいの気軽さで、店に入ってきてほしいんですね」
「ふ~ん。気軽にねえ」
「コンセプトは『気軽に入れて、リラックス』、そんな感じですか」
「その通りですよ、その通り。そのキャッチ使わせてくれません?」
本田は満面の笑みを浮かべて言った。
「高いですよ~、このキャッチは」
「え、ほんとですか? いくらぐらいするんですか? キャッチって」
「みなさんアイデアにお金を出さないんですよね~。そんなものは無料サービスだなんて風潮、まだまだ根強く残っていますから。言葉だから、昔からある日本語なんだから、あんたが発明したわけじゃないんだから、そんなものにお金は出さないっていう遅れた経営者が。だから経営がうまく行かないんですよ。無形のアイデアにお金を出すという意識があれば、経営だってうまく行くと思うんですけどねえ」
「………」
「すみません、愚痴になっちゃいました?」
「あ、はい」
「話、進めましょうか」
<4>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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「うん?」
「ほらマッサージっていうと、まず頭に思い浮かべるのが旅先の旅館でのマッサージじゃないですか。ちょっと年をとった方なら」
「え、まあ、ね。自分は経験ないですけど」
「え、本田さん、旅先でマッサージ、呼んだことないですか?」
「ええ、ないですねえ」
「へえ、そうですか。まあそうなんですよ、一般的なイメージとしては。その次に町のマッサージ店。このような店に行くのはだいたいお年寄りの方が多いですよね。お客さんとしては」
「うん、そうですね。これも自分では経験ないですから、何とも言えませんが」
「私たちが言うところの手もみは、どちらかというと、若い人たちを対象とした新しい感覚のマッサージなんです」
「なるほど」
「ほらマッサージというと、どうしてもお年寄りが通うところっていうイメージがあるじゃないですか」
「たしかに」
「でも肩が凝るとか、ちょっと腰が重いとか、というのは若い人にもあることです。いやむしろ最近はそういった若い人も多くなってきていますね。
仕事がきついってこともあるんでしょうが、疲れやすい人が増えてきましたね」
「それはね、やっぱり食べるものも影響してきてるんですよ。ジャンクフードを3食主食にしてるようなところもありますからね」
「ああ、そうですねえ。そういうこともいえますね。食生活の変化も大いにありますね」
「あります、確かに。贅沢しなくてもいいから、ご飯におかず3品ぐらいという食事を、1日1食でもいいからきちんととっていれば、いいことなんですけどね」
なんだか日本人の食生活論になっていきそうなので、柴田は話の方向を元に戻そうとした。
「ええまあそんなこと、ここで言ってもしょうがないことで。だから私たちも商売できるってこともあるんで、あまり突っこんでいくと、自分の首を絞めるようなことになりそうなんで、手もみに戻りましょう」
「あ、すいません。つい」
本田も苦笑した。
こんなところで持論を開陳してもしょうがないわけだ、と気づいた。
「で、私たちはそういった若い人たち、特に女性向けのリラクゼーションをやりたいわけなんです」
「なるほど」
「リラクゼーションなんですから、ちょっと寄っていこうかっていうぐらいの気軽さで、店に入ってきてほしいんですね」
「ふ~ん。気軽にねえ」
「コンセプトは『気軽に入れて、リラックス』、そんな感じですか」
「その通りですよ、その通り。そのキャッチ使わせてくれません?」
本田は満面の笑みを浮かべて言った。
「高いですよ~、このキャッチは」
「え、ほんとですか? いくらぐらいするんですか? キャッチって」
「みなさんアイデアにお金を出さないんですよね~。そんなものは無料サービスだなんて風潮、まだまだ根強く残っていますから。言葉だから、昔からある日本語なんだから、あんたが発明したわけじゃないんだから、そんなものにお金は出さないっていう遅れた経営者が。だから経営がうまく行かないんですよ。無形のアイデアにお金を出すという意識があれば、経営だってうまく行くと思うんですけどねえ」
「………」
「すみません、愚痴になっちゃいました?」
「あ、はい」
「話、進めましょうか」
<4>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)
それでは今日はこれで。
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