こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今朝は蒸し暑さを感じさせる湿気があります。
気温もまた30℃近くまで上がるというし。
さて、本題です。
あなたのお店では、いわゆるフリーペーパーに広告を出していますか?
それが役に立っていますか?
多くのお店では、役に立っていると答えます。
つけているクーポンを持ってきてくれたからとか、それを見てやってきたからというお客様の言葉があるから、というのがその理由です。
なるほど。
うん、そうですか?
わたしは疑問なんですけどね。
それに出稿するための広告料金は、言ってみれば“安心料”という類いのもので、お店の経営に貢献しているかと言えば、あんまりねえ………、というのが正直なところではないですか。
利益のことで考えると、広告出稿料という直接コストと、クーポン権割引という利益減の両方がかかるわけで、それは人件費や固定費を引いた後に残る利益からさらにかかるコストなんです。
もしかしたらこう思っていませんか?
『フリーペーパーに広告を出しているから、お客様は来てくれている』
ほんとうにそうか、一度やめてみてはいかがですか。
それで本当にお客様が極端に減ったとすれば、その“おかげ”はあるわけですが、多分それほど変わらないと思いますよ。
こんなことを書くと、その業界から怒られそうですが、その業界の営業さんの言う頒布部数などは、はっきり言って2割から3割増というところだってあるように聞きます。
自分だって、その営業なら、部数はそのまんま伝えないで、ちょっとは水増ししますから。
フリーペーパー広告も効く時はあります、実際。
それは初めて出稿したとき。
要はそのときに初めてお店を知って来店してくれたお客様を、その後はフリーペーパーに頼らないで、固定客化していくことにそのコストを注ぐべきなのが真っ当なんじゃないかなということなんです、言いたいことは、ね。
でもね、割引やクーポン券利用で来店されるお客様は、意識としてはその割引された価格が元になりますので、なかなか次回の、それよりも高い定価での来店というのは難しいものです。
それでもあなたの努力次第で、そんな方でも固定客かできることもありますから、まあがんばってください。
あ~あ、フリーペーパーに、けんか売っちゃった。
さて、今週から連載を始めた『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は今日で3回目です。
ここからどうぞ。
まんだらの他店舗化を図ったのは、10年ほど前だった。
バブル後の不景気風が一段落して、少しずつ消費者の財布のひももそろそろ緩もうとしているときだった。
「その頃、焼肉店に限らず、いろいろな店が多店舗展開を始めましたので、自分もやってみようと考えました。
味にも自信があったし、自分にはその経営センスもあると信じていました」
その自信通り、1年位1店舗ずつ増やし5年ほど前に5店舗体制になった。
さらに増やそうと隣県にも数店舗作り、有頂天になったときにリーマンショックが起きた。
リーマンショックは、こんな地方の小さなチェーン店にまでくらい影を落とした。
どんどん客数が落ち、それをカバーしなければならない客単価も低くなっていった。
客単価を上げるためには、メニュー構成を変え、高級化しなければならない。
さらには味にもひと工夫、ふた工夫も必要だったが、多店舗展開のひずみか、味は均一を望むためにある程度で落ち着いていた。
それをさらに引き上げていこうとする職人がすでにいなかった。
味もマニュアル化されたものしかなく、新しい味には、オーナー梶本本人が挑戦しなければならなかった。
初心に帰り、まず不振店を整理し、何とか赤字を出さないでがんばることができる5店舗に戻った。
そうして何とか今までこの5店舗態勢で、それ以上の多店舗化にも臨まずにやってきたが、ここ数年続いて起こった事件で相当なダメージを受けてしまった。
宮崎県で発生した口蹄疫。
それが収束した頃には3.11の東日本大震災、さらにそれに輪をかけて大きかったその年の5月に起きたユッケ中毒。
すべて梶本の店とは関係ない事件ではあったが、その波は大きかった。
5店舗体制を縮小しなければならないところまできた。
そういうときに本田の存在を知ったのだ。
本田に賭けてみることにした。
それでもダメだったら、本店のみ残して再出発する気でもいた。
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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