言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

他社の技術を融合してみる?

2016-02-09 09:34:54 | スキルアップ

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



昨日は晴れても風、というか顔に当る空気そのものが冷たくて、ちょっと外に出るだけでも、首が縮む有様。

今朝もその続きで、とにかく冷たい空気が張りつめています。

午後には南の暖かい空気が入ってくるということらしいですが、夜にはまた寒気が入ってくると。

まだまだ温(ぬく)い春はまだ、ですか………。


昨日、太田商工会議所で開かれた「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」獲得のためのセミナーに参加しました。

そのセミナーは太田市内の中小企業診断士の方が講師で行われたのですが、その内容は、やはりわたしの言っているように、何をどのようにやりたいのかということが明瞭にすることが大切なんだ、ということでした。


というところで、本題です。


あなたは、一人ひとりの耳にピッタリ合うというイヤホンをご存知ですか?

どういうものかというと、お客様の耳にシリコンを入れて耳の型を採取して、オーダーメイドのイヤホンをつくるということだそうです。

ありそうでなかった、この新商品は、補聴器メーカーとの共同開発商品なんだとか。


なるほど。

補聴器業界は耳の型を採取して、商品を製造する技術に優れています。

そして、「補聴器をつくる技術」と「イヤホン」を掛け合わせることで、新たな商品が生まれたわけです。


全く異なる業界それぞれの技術が融合したとき、今までになかった新たな商品が生まれるのですね。


しかしそういったニーズは、供給している側ではなかなか発想できません。

それはやはり、お客様の声を聴くことから始まります。

ただ単に愚痴を聞いているだけでは、その時間はもったいないものですが、そこから新しい商品のニーズが生まれるということで、あれば、時間をかけてお客様の愚痴に耳を傾けることも、また有効な時間になります。


というと、すぐにこう考える人たちがいます。

よくマーケティングだなんだかんだという人たちなんですが、「じゃあ、モニターを集めて、みんなに聞いてみよう」と。

しかしそれでは消費者の本音、特に胸の内に隠れている、メーカーがいる前では決して言えないような言葉は聞けません。


やはり売場でお客様の声に耳を傾けることが大事です。

売場では、お客様の方が主役なので、ある程度商品に対しても辛辣な意見を言うこともあります。

それ以上に、話がそれたほんのちょっとした時に口にするお客様の愚痴を、聞き逃さないことです。


そこにいちばんの次の新商品、または改良商品のヒントが隠されています。

たいていはそんな時に係員の口から出てくる言葉は、「そんなの無理だよ」です。


そうじゃなくて、「なるほど。なかなか難しいけど、やってみるか」という言葉が出るように、どのようにしたらそれを実際の商品化に生かされるかということから始めてみたいものです。

ぜひともそういった資質を持つように自分を変えていきたいですね。


しかし、実際に商品化するとなると、なかなか自社だけでは思うようにいかないことのほうが多いものです。

そういった時にはやはり積極的に他社の持つ技術を借りてみることが必要です。

そうすることで、最初に上げたような商品やサービスが新たに生まれてくるのです。


あなたの商品と、他社の技術を融合してみると………?



さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で23回目です。

いよいよ最後近くなってきましたよ。

ここからどうぞ。


「奥さん、奥さんも後から田代さんが書かれたものを読んでみてください。
きっと奥さんの方からも、こうした方がいいとか出てくると思いますから。
奥さんもこの大橋医院の共同経営者なんですから」

「………はいーー」

「それに書き上げたら、見なさんにもお見せください。
院長だけ知っていてもまったく役に立たないことですから。
皆さんが同じことを同じように知っておくことと、同じことをやるということを納得しておかなければ、逆にお客様に迷惑をかけてしまいますからね。
これが世間でいう情報の共有化、です。ーーーね?」

「………、わかりました」

「メッセージの次には、大橋医院発の情報紙を毎月とは言いませんが、季節ごとには送るようにしましょう」

「情報紙? そんなのないよ」

「それをこれから作っていくんですよ。みなさんで」

「どんな?」

「そうですねえ、まずは皆さんの自己紹介からでもいいじゃないですか。
他にも自分が行ってきた旅行の話でもいいです。

とにかく皆さんの人となりをお客様にも知ってもらって、会話の接ぎ穂を作っていきたいんです。

お客様と話すことで、お客様も病状の微妙なところも話しやすくなりますし、別に病気の話だけじゃなくて、趣味が同じだということになれば、その趣味の話になってもいいですし………。

そうなると、その趣味の話がしたくて、ここにやってくる方もいらっしゃるようになると思うんですよ。
そうなってくればしめたものです。

その人が、もし仮に、身体の具合がちょっとおかしいなと思ったら、どこへ行きます?」


                            つづく




それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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