こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今日は昨日とは打って変わって、快晴。
昨日はずっと曇り空で、気温はこの時期としては高かったのですが、体感的には冷たかったですね。
今日あたりから大陸の冷たい空気がどんどん南下し始めてきているので、週末にかけては、うんと寒くなるようです。
風邪に気をつけよう。
北のあの狂気の国が地下核実験をしたと、昨日からテレビのニュースはそれが一番の話題。
それがなんと水爆だという発表なんですが、専門家は、それにしては規模が小さいと、疑問視していますね。
さて、本題です。
もう、少し古くなってしまったニュースですが、昨年末の紅白歌合戦は史上最低(に近い?)の視聴率だったそうです。
なぜこれほどまでに、かつては怪物であった番組が凋落したのでしょうか。
でも待てよ、いやいやまだまだ怪物だよ。
だって、ダメだと言われても視聴率は40%近くあったんだから。
そうだよね、以前に比べて落ちた、というだけのことです。
あれ、この言葉って皆さんからもよく聞きますよね。
「以前に比べて売上が落ちた」
「以前に比べてお客様が減った」
「以前に比べて…………」
何でもかんでも以前に比べて云々………、です。
まずこれから繁盛を目指す経営者の方は、この言葉を自分の頭の中から追っ払ってください。
過去はどんなにしたって過去でしかないわけで。
考えなけれならないのは、これからのこと。
『今』を起点に経営を考えましょう。
以前は以前、なんです。
いくら言っても、もう戻らないわけで。
そうして現在を起点にして、これからの時代を自分でじっくりと観て、感じること。
そうして得られた答えで、これからの立ち位置、品揃え、価格設定などの全体を見つめ直すべきではないでしょうか。
さて、連載中の『時代においていかれたテーラーの復活』は第4回目です。
ここからどうぞ。
友岡を訪ねたのは、この夏最初に猛暑日を記録した暑くてじめじめとした日だった。
エアコンは節電の指導通り28℃設定にしてある。
しかし部屋の中で作業していると、汗が出る。
そんな中を本田が訪ねた。
暑い日向からその店の中に入っても、いっこうに汗が引かない。
人一倍暑がりの本田の背中はもう汗で下着が濡れている。
そんな中、話を始めた。
「もうわたしも72歳で、年金ももらってるから引退すればと、妻や親戚、友達なんかから言われているが、まだ動ける限りは仕事をしていたいんですよ。
せっかく技術を持ってるんだから、もったいないじゃないですか」
「確かに。せっかく持っているものを活かさないなんてねえ。もったいないとわたしも思いますよ」
その通りだ。本田も相づちを打った。
「でも技術を持ってるのに、その技術を活かせる仕事そのものがなくなってしまったんですよ。
ほら青山とかアオキとか、ああいった量販店が出てきてから、今までうちで作ってくれていたお客さんが、ほとんどそういった店に行ってしまいましたからね。
まあしょうがないと言えばしょうがないです。あちらの方が自分に合った服が簡単に着れて、簡単に買えるんですから。安いしね。
あんな値段じゃ、うちだったらやらない方がいいぐらいですよ、赤字です。
時代なんでしょうね」
「はい、それはそれで、そういったものを求める人たちが大勢いるということですから………」
「そういうことだよね。
それでも会社の部長とか社長クラスだと、やっぱりああいったところで服を買う人は少ないですから、そういったお客さんはまだまだうちをひいきにしていてくれたんですが、それもほらやはり現役のうちですから。
会社を辞めると、もうそれほどあつらえた服なんて必要なくなるしね」
「そうなんですよね。お客様も一緒に年を取るということ、ですね」
「結局一緒に年を取っていくものだから、お客様もどんどんいなくなっていった、というわけです」
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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