こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
満天通り商店街は、わたしの頭の中にある空想商店街である。
今日も今日とて、ある商店の1日が始まっている………。
もちろんどこの商店街とも似通ったような、
今やどこにでもある地方のシャッター通りである。
このシャッター通り商店街が、わたしの頭の中でどのように変わっていくのか、
わたしにも皆目見当がつかない。
さてさてどんなことになるやら。
もしかしたら、商店街がなくなってしまうかもしれない。
そんなことが起こらないように頑張っていかなくては。
それでは今日もどうぞ。
空想商店街 「復活弁当」(7)
いつもなら閉じられている店のシャッターが、数年ぶりで開けられた。
そこに入っていったのは、満天通り商店街で青果店を営んでいる大艸と、理事長であり精肉店を営んでいる田島、それに役員で鮮魚店を営んでいる増野、そして同じく役員で雑貨店の村上の4人の商店主たちと、販促コンサルタントの本田だ。
そこは3年ほど前に閉店した大衆食堂だった。
閉じられたまま3年も経っているので、中はもちろんほこりがたくさん積もっていると思いきや、暗い店内のテーブルやカウンター、椅子などの上には、
うっすらとあるかなしかのほこりが積もっているだけだった。
「清さんは律儀な人だったから、毎年閉めていても1年に一回は掃除していたんだな」
増野が言った。
「ああ、ここを閉めた日は最後は涙を流して、ひとつひとつ触りながらお礼を言ってたっけ」
大艸が言った。
「でも、去年倒れちゃったからなあ。それまでは何とか再開したいって、いろいろがんばっていたけどなあ」
村上が言った。
「ここを使わせてくれって奥さんに言ったら、びっくりしてうれしがっていたよ」
満天通り商店街の現理事長でもある田島が言った。
「みなさんそれぞれ、歴史がありますから。閉店したからって、なかなか店を手放すことはできないですよね」
本田が最後に言った。
「それじゃ、まあちょっと調理場を見せてもらおうか」と田島を先頭に調理場の方へ進んだ。
電気は切ってあるので、それぞれ懐中電灯を点けて奥へと入っていった。
田島が調理場の隅から隅へと懐中電灯を移動させながら照らしていった。
きれいに片付いていた。
ステンレスの調理台の上には、大きさの違う寸胴が3つ伏せられている。
鍋や釜類もきちんとその場所におさめられ、まるで次に使われる時を待っているようにそれぞれの場所にあった。
「すぐにでも使えそうですね」
本田が言った。
「ああ、明日からって言ってもできそうだな、これなら」
田島が言った。
「大丈夫だ、これなら。いつでもOKだ」
大艸が言った。
「じゃあ早速電気とガス、それに水道に連絡して、使えるようにしてもらおう」
田島が言ったのを汐に、5人は外に出た。
これから始まる新満天通り商店街の第一歩が、これだと確信しながら。
<8>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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もちろんどこの商店街とも似通ったような、
今やどこにでもある地方のシャッター通りである。
このシャッター通り商店街が、わたしの頭の中でどのように変わっていくのか、
わたしにも皆目見当がつかない。
さてさてどんなことになるやら。
もしかしたら、商店街がなくなってしまうかもしれない。
そんなことが起こらないように頑張っていかなくては。
それでは今日もどうぞ。
空想商店街 「復活弁当」(7)
いつもなら閉じられている店のシャッターが、数年ぶりで開けられた。
そこに入っていったのは、満天通り商店街で青果店を営んでいる大艸と、理事長であり精肉店を営んでいる田島、それに役員で鮮魚店を営んでいる増野、そして同じく役員で雑貨店の村上の4人の商店主たちと、販促コンサルタントの本田だ。
そこは3年ほど前に閉店した大衆食堂だった。
閉じられたまま3年も経っているので、中はもちろんほこりがたくさん積もっていると思いきや、暗い店内のテーブルやカウンター、椅子などの上には、
うっすらとあるかなしかのほこりが積もっているだけだった。
「清さんは律儀な人だったから、毎年閉めていても1年に一回は掃除していたんだな」
増野が言った。
「ああ、ここを閉めた日は最後は涙を流して、ひとつひとつ触りながらお礼を言ってたっけ」
大艸が言った。
「でも、去年倒れちゃったからなあ。それまでは何とか再開したいって、いろいろがんばっていたけどなあ」
村上が言った。
「ここを使わせてくれって奥さんに言ったら、びっくりしてうれしがっていたよ」
満天通り商店街の現理事長でもある田島が言った。
「みなさんそれぞれ、歴史がありますから。閉店したからって、なかなか店を手放すことはできないですよね」
本田が最後に言った。
「それじゃ、まあちょっと調理場を見せてもらおうか」と田島を先頭に調理場の方へ進んだ。
電気は切ってあるので、それぞれ懐中電灯を点けて奥へと入っていった。
田島が調理場の隅から隅へと懐中電灯を移動させながら照らしていった。
きれいに片付いていた。
ステンレスの調理台の上には、大きさの違う寸胴が3つ伏せられている。
鍋や釜類もきちんとその場所におさめられ、まるで次に使われる時を待っているようにそれぞれの場所にあった。
「すぐにでも使えそうですね」
本田が言った。
「ああ、明日からって言ってもできそうだな、これなら」
田島が言った。
「大丈夫だ、これなら。いつでもOKだ」
大艸が言った。
「じゃあ早速電気とガス、それに水道に連絡して、使えるようにしてもらおう」
田島が言ったのを汐に、5人は外に出た。
これから始まる新満天通り商店街の第一歩が、これだと確信しながら。
<8>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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