言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「死に体」の商店街

2011-08-07 09:36:43 | 商店街の再生
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨夜は3日ぶりに雨が降りました。稲妻も何度も光っていました。
でも涼しくはならないで、蒸し暑いまま。


さて、桐生でも高崎でもこの土日は祭りで、にぎやかなようです。
しかしここ前橋では、この通り。▼


この写真は昨日6日の午後3時過ぎの中心商店街です。
はっきり言って、ゴーストタウンですね。
既に町の形態をなしてはいません。

なぜこんなことになるまで放っておいたのでしょうか。

この有様は徐々にやってきたはずですが、最初はぽつり、ぽつりと歯抜けのように店が閉められていくときは、あまり周囲も気にしなかったようですね。もちろん行政も。
しかしあるとき、ふと気がつくと、この有様に。▼


最初2、3店が閉店し始めたたときから、何らかの手を打っていたら、もっと違った光景がここに残っていたのではないでしょうか。

この有様ではもう後は死ぬしかない、相撲でいうところの死に体ですね。

原因は?
それは一番には、店を営む人たちの年齢がほとんど変わらないこともあり、その後継者たちが店を継がないという、典型的な後継者不足です。

後継者に魅力的な店の運営をしてこなかったせいで、見限られたわけです。
もしくは経営者そのものが、このような店を子供に継がせるのは可哀想だというあきらめも半分以上あるでしょう。

店の経営者の方すべてが手をこまねいて、この事態を見過ごしてきたわけではありません。

はっきり言って、この先どうしていいのか分からないと、途方にくれた方が多かったのではないでしょうか。
そこに適切なアドバイスや支援が適切に行われていたら、このような悲惨な体たらくには、おそらくならなかっただろうと考えます。


それでは今から手を打てば、という方もいらっしゃるでしょうけど、この状況にどのように手を打てばいいのでしょうか。

非難されるのを覚悟で申し上げると、まず頭に浮かんだのが、今回の、津波で流されてしまった東北の海岸地方の町の光景であり、戦後の闇市の光景です。

そうです。
町並みをすべて解体し、行政の線引きではない、地域住民の線引きで、これから大衆に支持されると予想される商売にすべて鞍替えし、新たに市場から作り直していかない限り、このままでの再生はすでに不可能でしょう。

どう思います?

わたしには既に案はありますが………。

それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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ブラックアウトしそうな、わがMac

2011-08-06 08:52:50 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


今日は猛暑になりそうな感じです。
そんな感じを起こさせるほど、蒸し暑いんです。


さて、弱りました。
今使っているMac、昨夜、一瞬画面が消えたんです。
これをブラックアウトっていうんでしょうね、ってそんな悠長なことを考えている暇はありません。

いよいよおしまいかって、マウスを触ったら、また何ごともなかったように画面が現れ、作業も何となくできていますが、いつなんどきブラックアウトしたままになってしまうかも分からない不安でいっぱいです。
仕事上のデータがすべてここに入っていますから。

しばらく前からたまに画面が揺れたり、一瞬ラインが画面に現れたりするようになりました。

あわてて必要なデータを外付けのハードディスクに取り込みました。
数週間ごとには、こうしてハードディスクに更新はしているんですが、それでも本体がダメになってしまったらどうしようもないですからね。

もう1台、今のMacよりの後の世代の娘のiMacがあって、ほとんど寝ている状態なんですが、たまに妻がインターネットで調べものをするときだけ、スイッチが入ります。
しかし彼のハードディスクの調子が悪くって、安定しないんです。だから彼を毎日の業務に使おうとは、怖くてできないんです。

でも、早くそのハードディスクを交換しておいた方がいいようです。
でも、いっそのこと新しいiMacに買い換えた方が将来的にはいいような気もします。

もう1台、今年の5月に買ったWindowsのノートがあるんですが、どうも扱いづらくって、出先でしか使っていない状況なんです。

あ~あ、また出費だ。
でも新しいiMacとなると、心が躍るような………。
で、アップルのホームページでiMacを見てみました。
なんと108,800円から買えるんですね。
それならハードディスクを交換するよりも、いいかなあ。
だって、メモリだって2GBあるし。今使ってるのなんて512MBだよ。
それから比べると雲泥の差。

いいなあ、でもお金ないし………。
そんなこと言ってるうちに、ボンッと消えてしまったらどうしようもないし。
弱った。

これから妻に相談です。
怖い~。怪談代わりになりそうな~。

今日はこれで。


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円高なのに、ガソリンは安くならないの?

2011-08-05 08:32:26 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は晴れたのに、今朝はもう曇っていて、細かい雨まで少し降ってきました。
このように毎日天候が変わるということは、季節が移り始めている、ということなんでしょうか。
そういえば、8月8日はもう立秋ですね。

このまま7月の猛暑だけで夏は終わってしまうのでしょうか。
ここのところ野菜の値段が高騰しています。
一時期下がっていたキャベツなどは、また震災直後のときの値段に近くなってきています。

これは7月の猛暑が今に響いてきたからでしょうか、それとも何か他に、季節的な原因があるのでしょうか。
驚くのは、道を車で走っていて気づくことですが、超円高になっているのに、ガソリンの価格が、同じように震災直後のあのガソリン不足のときの価格に近づいていることです。

何なんでしょうね。
新聞を読むと、原油そのものが高騰しているということで、今の円高があるからまだこの価格で保っているのだということらしいですが、何か納得できない説明ですね。

はっきり言って、ガソリン燃料というのはこれからどんどん利用、というか需要が落ちていく商品です。

あと10年もすると、燃料電池車のシェアが上がり、ガソリン車でもハイブリッド車が今よりもさらに多くなっていることでしょう。

今が売り時なんですよね、石油元売り各社さん。

アラブの石油を押さえている資本が、この先の世界の燃料事情に疎いということはないと思いますが、それでも今の石油資源にしがみついているのでしょうか。

わたしは石油資本、経済のことなんか全然分かりませんが、素人ながら、君たちの時代はもうすぐ尽きようとしているんだよ、もっと考えたらどうでしょうか、と言いたいですね。

そんなに高値安定でいつまでもいられないですよ。あなたたちの天下はもうすぐ尽きようとしています。
この高値安定がさらに続くようでしたら、さらにハイブリッド、電気自動車への買い替えが増えていきますよ。減ることは絶対にないでしょう。

そうあなたがたの思うようには、世界は動かないんですよ。

いくらこれから少なくなるからといっても、すべてなくなるわけではないから大丈夫だ、なんて考えていないでしょうね。
市場規模が縮小すると、今まで結託して価格をつり上げていた者同士が、今度はお互いが生き残りをかけて競争することになります。
どうするんでしょうか。まあいいか、金持ちのケンカにこちらがどうこういう筋合いもないしね。


さて、昨日太田から帰ってきてから、サッカーの松田選手が亡くなったと、妻から聞かされました。
群馬県、それもわたしが長年勤務していた会社があった桐生市の出身で、まだ勤めていたときに桐生の名誉市民賞を受けたので、より思い出深い選手でした。

マリノスを去り、どこへいくのかなと思っていたら、JFLの松本だと聞いてびっくりしたことを覚えています。
2002年のワールドカップには4試合とも出場し、がんばっている姿をテレビでずっと見ていましたが、こんなに早く亡くなるとは、本当に驚きです。

松本市は、一時娘が信州大学に在籍していたこともあり、よく町のことも知っています。そうして松本には、信州大学の立派な大学病院もあり、そこに入院したとも聞いたので、数ヶ月もするとケロッとした顔で、また元気にピッチに立ってくれるだろうと思っていました。

残念です。
ご冥福をお祈りします。



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アウトレット専門商品

2011-08-04 08:48:31 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は10数日ぶりに、東から入る日差しの明るさで目を覚ましました。
今日は暑くなりそうです。


さて、昨日の話の続きのようになりますが、今日は、同じようなことがすでにアウトレットショップでは起こっているということを書きます。

この夏一度、アウトレットショップに行きました。

さてアウトレットショップのことですが、もともとアウトレットショップとは、工場ではじかれたB品、そして季節遅れ、1年在庫もの、2年在庫ものを価格を下げて処分するために作られたショップですが、今ではアウトレット用の商品として作られている商品まであります。

あるショップで商品を見ていて、そのラベルを何げなく見たら、そんな意味のことが書かれたタグがついていました。
そうなるともう、何のためのアウトレットショップかもう分からなくなってきていますよね。
そのブランドのファッションが好きで、たまにはアウトレットでも、オリジナルショップでも買っていたのですが、そのときから何となく感じていたのは、オリジナルショップにあるようなベーシックな商品が、アウトレットでは非常に少なく、なんだかちょっととがったような商品しかないなあということです。

やっぱり、という感じです。

しかし、これもタグに書いているだけ、まだ正直です。
まるでオリジナルショップで売れ残ったので、ここに持ってきましたというような顔つきの商品が、実はアウトレット用に作られていた商品であったのなら、それは消費者を騙していることになりませんか。

似たようなことはフリーマーケットでもあります。
ご存知のようにフリーマーケットというのは、消費者自身が、まだ使える不要品を持ち寄り、それが必要な人に販売するということから始まりました。(ちなみに「フリー」というのはフランス語の「蚤(のみ)」という意味で、英語の「自由」という意味ではありません。けっこう「自由」と勘違いしている人がいるんですね。実は私も最初は自由なんだと思っていました。大汗ものですね)

しかし最近では、このフリーマーケット用に商品を製造し、各地のフリーマーケットばかりを回る業者もいます。
いろいろ商売の種を考える人はいるものだなあと感心しています。

でもフリーマーケット価格でそんなに儲かるのかしら、という思いもありますね。
だから粗悪品が多いのかもしれないという不安感も出てきます。
これも、もしかしたら消費者を騙していることだといえます。

また同じようなものでは、(ちょっと違うかな)パイロットショップというものもありますね。
これは、試作段階の商品を試しにそのパイロットショップで販売してみて、売れるようであれば、各店に展開するということですね。

これはまあ余裕のあるメーカーでしかできない商法ですが、いずれそのパイロットショップを商売にするような店もたくさん出てくるのではないでしょうか、とひそかに思っています。

試作品ばかりを集めて販売している、もしくは無料で提供しているという店も実際にありますからね。

試作品ばかりを集めて販売する店が増えてくると、これもまたその試作品ショップ専用で作る商品だってきっと出てくると思います。
それじゃ本末転倒だって、良識では考えるでしょうが、背に腹は代えられない、苦肉の策がいつの間にか定番になっていくという矛盾。

消費者に対しては常に正直に商売してほしい、ですけどね。


それでは今日はこれで。


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ある料亭の再生物語 <第2部>(その4)

2011-08-03 10:23:32 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です。
おまけに先週は休んでしまいました。すみません。もしかしたら楽しみにしていた人、いました? いたら本当に、ごめんなさに!)


「ある料亭の再生物語<第2部>」(その4)


「じゃあまずメインは千樹弁当を売り出すという方向でいいですか」と本田がまとめ始めた。
「それに対して、千樹弁当を売り出すにあたっては、ただそのパンフレットを作ったり、宣伝をするんじゃなくて、寄席やお花、お茶会等を積極的に誘致して、そこで出す千樹弁当を味わっていただき、その際に千樹弁当を販売しているということを、来ていただいたお客様にパンフレットやチラシ等を渡してアピールするということですね」
「それともうひとつ、都内の老舗デパートに板さんの作ったお弁当を私が持っていき、扱ってくれるように営業するよ」と社長が自分からも動くことを宣言した。
「私もいくわ」
女将も乗り気になった。

「板さん、何種類か腕によりをかけて作ってくれるかな、見本を。それにいくらぐらいで売れるかも出してくれるかな」社長が板さんに早速依頼した。
「社長、デパートで売るとなるといくらぐらいがいいんでしょうかね。社長や女将さんからまずいくらぐらいという値段を出してもらった方が、こちらとしては作りやすいんですが」
「そうか、じゃあまず2,000円と3,500円という設定で2種類作ってみてくれるかな。本田さん、どうでしょう、その値段で」

「そうですね、やはり千樹の味を出すには最低でもそれくらいは必要でしょうからね。でも逆にもっと高い5,000円ぐらいのものもデパートに提案してみるのも手ではありますね。1日限定10個とかにしてアピールすれば、それが評判になって、2,000円とか2,500円、3,000円という弁当が売れると思うんですが。さらにいえば、もっと安い千樹としては作りたくないでしょうけど、700円、800円ぐらいのものも作ってみるというのも手ですね」
本田は戦略的な価格案を出した。

「百円台かあ、それはちょっと………、いくら何でも、うちの材料じゃ作れないだろ」
社長が難色を示した。
女将も無言で頷いた。
「作れないことはないですよ、社長。味を落とさず材料だけ少し安いものを入れてもらえれば大丈夫ですよ」と板長はここでも積極的に意見を出してきた。

「というのは、それははっきり言って捨て駒なんです。もちろん買っていただく限りはおいしいものを作らなくちゃなりませんが、それは2,000円、3,000円の、一番買ってほしい弁当を売るための作戦なんです。松竹梅理論ですよ」
「松竹梅?」
「消費者心理として、3種類の価格帯のものがある場合、だいたい真ん中の価格を選ぶ人が多いんです。それは商売をなさっている社長や女将さんは充分ご存知のことでしょう」と本田が続けた。
「お店のランチなんか、一番粗利が多い、売りたいものの下にちょっと安くて、1、2品数の少ない『梅』クラスをわざと用意しておくと、ほとんどその上の、一番売りたいものをお客さんは頼むんです。さらにもうひとつ『松』クラスとして『竹』よりもわざと高めで豪華なものも準備すると、そこまで高いものはなあという心理で、だいたいが『竹』に落ち着くという寸法なです」
「なるほど。そういう行動というか心理状態で品物を無意識に選んでるんだね、われわれは。心理を分析するとなるほどと納得できるね」
社長が頷いた。

「でも逆にその安い方に人気が出ちゃったらどうするんです?」と女将が不安げに呟いた。
「安いものに人気が出るのは、お店の方でそれをメインに、安さを強調して売ろうとするから、激安が人気になるんです。その安さをアピールしないで、さらっとそこに安いものもあるというように置いておけば、そんなことはほとんどないと思います。まあそれが評判になるようなら、それならそれで安いお弁当も中身を濃くして、限定10個ぐらいにして、それを餌にというのはちょっと悪いかなあ、それをイベントとして楽しんでもらうような感覚でアピールしましょう。激安弁当はあくまでイベントで」と本田が言った。

「うん、イベント、ね。面白いね、激安弁当はイベントか」
「あくまでイベントですよ」
「い弁当、ね」女将が珍しくダジャレを言った。
みんながニコッとした後、爆笑になった。

こうして、千樹のお弁当作戦は着々と計画され、3ヶ月後実行に移された。

幸いデパートの担当者は千樹を知っていてくれたので、すんなりと会ってくれた。
料理の中身の変更や価格設定で何度か議論があったが、まずはイベントとして扱うということで、1ヶ月限定でコーナーを作ってくれた。
価格は880円の激安日替わり弁当が限定20個、定番は2,500円、3,800円のの2種類、そしてこれも限定で、1日5個限定の5,980円のお弁当も用意することになった。
そして定番の中から数点を試食してもらうために、別に作り、通りがかりのお客様に食べてもらうことにした。
千樹弁当のネーミングも決め、価格別のラインナップも作り、デパートでは扱っていない弁当も購入してもらえるようにパンフレットも作り、その場で手渡すようにした。

こうして具体化した千樹弁当の挑戦が始まった。

<5>へつづく。

(このストーリーはフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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ギフト解体セールの是非

2011-08-03 09:56:52 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝のニュースを見ていたら、特集で、ある百貨店のギフトの解体セールの準備風景を映していました。

ここ数年前から盛んになってきた、今ではどの百貨店でも行うようになった恒例のセールですね。

私は以前このセールを批判したことがあります。

そのときの論旨は、ギフト商品の在庫が多いということは、バイヤーのミスである、ということです。

その年に売れるであろう商品を仕入れる責任者であるバイヤーが、判断ミスで、あるギフト商品を大量に売れ残してしまった。このままではどうしようもないというときに、どういうきっかけで解体して売ろうということになったのか分かりませんが、試しにやってみたところ、大勢のお客様が押しかけた、というところからどの百貨店でも行うことになったわけですね。

これが今では、ギフト商戦終了後の恒例イベントになってしまったということらしいです。

さて、こうなると、バイヤーも、ある程度自分の目利きがなくても、アバウトで多めに仕入れておけば、そのセールでさばける。どうせ買い取りじゃないんだから、その分の商品の仕入価格の下代を遡って下げてもらおう、と安易に考えてしまわないでしょうか
またメーカーも、問屋もアバウトの見込みで商品を準備するようになるのではないか、ということです。

結局、自ら商品の善し悪しを見込むというマーケティング力の低下につながっていかないだろうか、ということですね。

バイヤーというものは時代を読み、消費者の心を読み、商品の善し悪しを見て、いかに仕入れるかというスキルが必要ですが、このようなギフト解体セールという、ある意味敗者復活のようなものが初めから存在している場合、ちょっとばかり目利きが曇っていても、OKということになってしまわないでしょうか。

そういう危惧があるので批判したのですね。
ギフト解体セールは、百貨店のバイイング力、マーケティング力を弱めるだけであって、将来的に見てもあまり実りのないものだという感じがしました。

もしかしたら最近では、このセール用専門で作っている商品も出てきているのではないかな、という危惧もあります。
そうなるとそれは消費者を欺くことになります。

ギフト解体セールという名のもとに、他の在庫品やどこかの倉庫に眠っていた、いわゆる流通業界でいうところの“バッタ屋”さんが扱うような商品まで、そのセールの中に混じってきてはいないでしょうか。
ない、とは言い切れないですね。

いずれにしても、ギフト解体セールは、消費者に支持されればされるほど、バイヤーやメーカー、問屋の仕入担当者まで、「考える力」を奪っていくものになりかねないものであるように思います。
結局は自分の手で、自分の首を絞めているような気がしませんか。
ウロボロスの蛇、ですね。
最後に残るのは空しさです。


またその消費者といったって、ニュースの映像を見るまでもなく、ほとんどが中年以上の人たちです。

その人たちは、その商品が必要だというわけではなく、その商品が“安く手に入る”からというだけの理由で、買うのが多いんじゃないでしょうか。もちろんそんな人たちばかりじゃないということも承知していますが。

買ったひとのコメントを聞いても、そんなニュアンスが感じられます。

その人たちの冷蔵庫や保存庫を見てご覧なさい。きっとそういう買物の商品でいっぱいですよ。
そうして、腐らせたりしていずれは捨ててしまわざるを得ないんです。

そういうお年寄りも私は知っています。
そういう人たちは買うこと、そのことがうれしいんですね。それが一種の娯楽なんです。
買うときは、これはおいしそうだから、これは今着るといいからと、そのときは思うんですが、結局は冷蔵庫とタンスのゴミになってしまうのが多いんです。

子どもたちが来たら、孫が来たらこれをあげようと思いながら買う場合もあります。
でもそんなに子どもたちも、孫たちも、頻繁には期待しているほどはやってきません。

そういう例も知っているので、敢えて苦言を呈しました。

解体セールを見込んでギフト商品のバイイングをするなんていうのは二流、三流のバイヤーのすることではないでしょうか。
恥ずかしくないんでしょうか。それでいいとまさか思ってはいないでしょうね。

いっそのこと、余ったギフト商品はそっくり東日本大地震で被災した人たちの配った方がよほどためになるんじゃないかなって気もします。

それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか <21>

2011-08-02 10:14:07 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、今回は火曜日になってしまいましたね)

それでは第21回目です。


21.何が一番大事か

とにかくコピーを書きまくること、そして書きまくるときは推敲しないで、思いつく限りどんどん書きまくる。
と、このメルマガの最初の方でいっていることですが、書きまくったあとは、どのように推敲するのでしょうか。

その推敲の仕方で、考え方というか、社会に対する自分のスタンス、自分なりの哲学によっていろいろな表現が出てくるのですね。そして同時にあなたのコピー力の程が判ってきます。

さて、そこからです。

コピーは、いったい何が一番大事でしょうか。

それは、その商品なり、企業なりのイメージを良くし、消費者に実際に手にとってもらうことです。どんなに素晴らしいコピーであっても、それが商品や企業から離れていたら、良いコピーとは言えません。それこそ、以前言ったように、それは「詩」のようなもので、決して広告の「コピー」ではないのです。
また、そのコピーがいくらその商品のことを上手に言い当てていても、消費者心理をついていないと、「コピー」としてはあまり良いとは言えません。

そこで考えなければならないのは、これです。
    ↓
  『何が一番大事なんだろう』

この広告では、消費者に何を一番にアピールすべきなんだろう
何をアピールしたら、売れるんだろう。
そこなんですね。

それは、クライアントの思惑と一致していれば問題はないですが、あまりそういった僥倖はありません。ほとんど、クライアントがここを協調してほしいと言うのと、消費者心理に通じた(?)あなたが、ここが一番言わなければならない、と考えるところは微妙にずれていることが多いものです。

あなたならどちらを取りますか。
クライアントがすなわちお金を出して、そこを売り込んでほしいと言うのだから、あえて逆らわない。

いや、クライアントの言っていることはメーカー側から考えたもので、決して消費者の利便性や嗜好を知らないから、このコピーのようにした方が絶対にいい、とあなたは主張しますか。

もしかしたらあなたが本当に間違っていて、クライアントの言っている方が正しい場合だってあります。

どうします。

さあ、どうする。

まず、折衷案を考えなければならない。
しかし、わたしの経験から言っても、折衷案なんてうまくいったことはありません。
いいとこどりなんて、結局はどっちつかず。
そんなときは、消費者の声という味方をつけて、自分もひとりの消費者だいう強い立場に立って、強力に自分の案を主張しましょう。

クライアントは、いってみれば自分たちの商品に酔っています。開発意図を強力に押し出します。それがまったく消費者心理から外れていても、です。こんないいものを消費者が買わないわけがない、と。
特に開発者がその場に出ていたり、開発者がその社長であれば、特に。
その酔いを、上手に覚まさせてあげなくてはいけません。それもコピーライターの力です。

たとえば、ある健康をうたい文句にした飲料水があるとします。健康にとても良い成分がたくさん入っているので、それを協調したいとクライアントが言います。

◎血がさらさらになる。
◎お肌がきれいになる。
◎血糖値が下がる。
◎コレステロールの排泄を助ける。

云々、云々。いろいろクライアントが並べました。それをすべて盛りこんだ広告をうってきましたが、いまいち売れない。なぜだ、こんなに身体にいい飲み物なんて他にないぞ。と、クライアントが言います。

ためしに飲んでみましょう。

うん?何か足りない。
そう、味が、味に特長がないんだ。と、たとえばあなたがそのように感じたとします。
そうしたら、まずその味を変えることを提案しましょう。
最初は手にとって飲むでしょうが、この味は続けて飲もうという気にはさせてくれない、とか何とか感想を言います。
くせになる味にするだけで、売れ行きが違ってきます、きっと。
もちろん改良したときには、広告もコピーも、ある1点に特長を絞った形で打ち出していく

味の爽快感でもいい。
ちなみに血液がさらさらになるというコピーは、薬事法に引っかかりますので、言わないようにしましょう。まあ今どき、そんなこと言っても言葉が既に陳腐化されていますので、コピーライターとしては使うべきではないですね。

とにかくいろいろな特長があっても、アピールするのはたった1点だけ
それに焦点を絞って、広告を打つようにもっていきたいですね。
それを採用しないクライアントであれば、そのメーカーの先は知れています。時代に置いていかれるだけですから。


まあ、そういうことです。
 
『何が一番大事か』。

それが広告の成功、不成功を決める鍵になることは確実です。
この商品は、何が一番いいんだろう。この商品は、どのようにアピールするのが一番いいのだろう。

『何が一番大事』ですか。
一番大事なものを見つけたら、ほとんど成功です。


<22>へつづく。

それでは今日はこれで。
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キノコが庭に…………

2011-08-02 09:30:38 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


1週間以上じめじめしていると思っていたら、わが家の柊の木の下にキノコが生えました。
▼これです。



真っ白い、雨模様の毎日を象徴するかのような傘のような形です。
キノコに詳しくないので名前なんて分かりません。
誰か詳しい人がいたら教えてください。

しかしこんなにたくさん…………。
確か昨日まではなかったはずです。
妻に聞いても、昨日は確かになかったのにということ。
いやあ、自然って面白い。

でもどこから胞子が飛んできたのだろう。
長い間このあたりに住んでいますが、初めてです、こんな形のキノコ。
まさか食べられやしないでしょうから、すぐに取り払ってしまうつもりですが、思わずカメラを向けてしまいました。

いつまでもあると気持ちも悪いですしね。
でも取っても取っても、こんなにじめついた毎日が続くようじゃ、また生えてきそうな気がします。
週末にはまた台風がやってきそうな天気予報ですし。


こういう今までにないことが起きると、人はふたつの異なった反応を示します。

ひとつは、「わあ、気持ち悪い。どうしてこんなものがここに出てきたの? きっと何か腐敗しているものが近くにあるからなんだ。早く取ってしまわなくちゃ」という頭から拒否するタイプ。

もうひとつは、「面白い! こんなところにキノコが生えるなんて! なんでだろう? そっと置いておいて、もっとできるか、晴れたらどうなるのか見てみたいなあ。名前は? ちょっとインターネットで調べてみようか」というような好奇心旺盛なタイプ。

あなたはどちらですか。
私はどちらかというと後者ですかね。ちょっと前者的なところもありますが………。


これをビジネスに置き換えることもできます。
前者は前例がない、今まで作ったことがない、今まで試したことがない、といって拒否反応を示す人で、保守的な人ですね。

後者は、よく失敗もするけれど、新しいことを面白がって挑んでいく人。
どちらがこれからの人材としてあなたは採用するでしょうか。
どちらも適材適所で考えると、一概にどっちがいいか悪いかとはいえません。

しかし、営業とか企画を担当する人は絶対に後者のタイプでなければ、販路を広げることも、新しい商品にチャレンジすることもできないでしょう。

それでは今日はこれで。


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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バランスシートって?

2011-08-01 09:56:48 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から今日も曇っています。
新潟の豪雨の被害が徐々に明らかになってきていますが、一部では川がえぐれてまるでドーバー海峡の崖のような形で、切り取られた田んぼから、流れ込んだ濁水が滝のように流れ落ちている映像もあります。
東日本大震災に続き、自然の神様というか、自然はどうしてこうも人々を痛めつけようとするのでしょうか。
自然をあまりにも犯し過ぎた人間への報復ではないでしょうが、過酷です。

ここ1週間以上にわたって停滞する前線の影響で今朝も涼しく、短パンではひざが寒く感じられたので、あわてて長いチノパンにはきかえました。



昨日は日曜日でしたが、中小企業基盤整備機構主催の「変化の時代に対応できる会計」セミナーに行ってきました。

バランスシートもそろそろきちんとやっつけておかないと、これからはしんどいなと感じていたところに、ちょうどタイミング良くこのセミナーが、近くで行われるという案内があったので、すぐに申し込みました。

個人事業なので、税務申告はまだ青色申告という簡単な申告で済ませていますが、これからは事業の発展を見込んでバランスシートのつけ方を本格的に学んでおかないと、肝心のときに苦労するだろうと考えています。

果たして、本当にそれが必要な時が来るのかなあっていう危惧も心のどこかにありますが、やっておいて損なことはないと思いますので。


それはそうと、今日から8月です。
なんだか今朝の雨っぽい曇り空からスタートすると、8月というイメージは全然湧きません。まるで梅雨の真っ最中のような、そんな感じです。

しかしそんなことには関係なく、仕事に精を出さなくちゃ。

というところで、今日から有料メルマガを始めました。
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それでは今日はこれで。


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