兵庫県知事選の投票日が11月17日に迫っています。選挙活動ができるのはあと7日間。「パワハラ・おねだり」と日本中から叩かれた前知事が立候補しています。支える人がいるのかなと思っていました。失職して初めて駅前に立って、有権者に呼び掛けている様子がテレビで映し出されていました。その時の様子からすると、今のこの熱気が信じられないような気がします。
ネットの力。それがすごいです。大手マスコミが報じてこなかったことが次々に明らかにされつつあります。ある候補者の演説の動画を見ていると、最後に質問コーナーがあります。途中で切ることなく、一人一人の質問に最後まで答えてくれます。
尼崎での演説で、高校生の男子が、「兵庫県の県知事選の話が、ネットを通じて生徒の間で話題になっています。しかし僕たちの情報が、なかなか祖父母たちには通じません。どうしたらいいでしょうか?」
和歌山から来たという高校生は、「この演説を聞くために和歌山から来ました。生徒会長としてもっと學校のみんなに政治に関心を持ってもらうのにはどうしたらいいでしょうか?」
この2人の高校生の質問には、心を打たれました。こんな高校生が確実に増えているのです。その質問にわかりやすく、丁寧に、誠実に、自分の言葉で答えていました。これが政治家にとって一番大切なことなのです。
ネットによって選挙が大きく変わりだすきっかけになる選挙かもしれません。組織票というものが過去のものになるような気がします。あと一勝間、注目しています。