KGセミナー塾長の日記 生徒との日々の生活と高校野球 個人塾型予備校を始めて、40年目になります。

初めての人は、2008年2月26日の「みんなに伝えたい話」を読んで下さい。私がこの仕事をやり続ける支えとなった話です。

兵庫知事選挙 和歌山の高校生からの質問

2024年11月09日 | 社会

 兵庫県知事選の投票日が11月17日に迫っています。選挙活動ができるのはあと7日間。「パワハラ・おねだり」と日本中から叩かれた前知事が立候補しています。支える人がいるのかなと思っていました。失職して初めて駅前に立って、有権者に呼び掛けている様子がテレビで映し出されていました。その時の様子からすると、今のこの熱気が信じられないような気がします。

 ネットの力。それがすごいです。大手マスコミが報じてこなかったことが次々に明らかにされつつあります。ある候補者の演説の動画を見ていると、最後に質問コーナーがあります。途中で切ることなく、一人一人の質問に最後まで答えてくれます。

 尼崎での演説で、高校生の男子が、「兵庫県の県知事選の話が、ネットを通じて生徒の間で話題になっています。しかし僕たちの情報が、なかなか祖父母たちには通じません。どうしたらいいでしょうか?」

 和歌山から来たという高校生は、「この演説を聞くために和歌山から来ました。生徒会長としてもっと學校のみんなに政治に関心を持ってもらうのにはどうしたらいいでしょうか?」

 この2人の高校生の質問には、心を打たれました。こんな高校生が確実に増えているのです。その質問にわかりやすく、丁寧に、誠実に、自分の言葉で答えていました。これが政治家にとって一番大切なことなのです。

 ネットによって選挙が大きく変わりだすきっかけになる選挙かもしれません。組織票というものが過去のものになるような気がします。あと一勝間、注目しています。


教え子

2024年10月28日 | 

  おはようございます。雨の月曜日です。

 これからの日本の進むべき道を決める衆議院選挙が終わりました。自民党にとってはかなり厳しい結果になりました。

 和歌山一区では33歳の候補が接戦の末、当選を決めました。私の予備校部の生徒です。彼が浪人生として頑張っていたのは、ついこの前のような気がします。まじめにしっかりと努力をする生徒でした。野球部では、捕手でした。試合にはなかなか出れずに悔しい思いをしましたが、陰で支えることを知った高校時代でもあります。3年生の春の大会は優勝を勝ち取りました。しかしその後の近畿大会は、インフルエンザが流行したために中止になった異例の年でした。彼の1年後輩たちが、選抜で大活躍をします。

 野球部時代、浪人時代と苦しい思いをいろいろ経験しましたが、それをすべて自分の肥やしにして今があるような気がします。昨日の感激を忘れることなく、表に出てこれない人たちの心をしっかりとくみ取れるような、そんな政治家になってもらいたいです。頑張れ!

 


教え子たちと

2024年10月22日 | 

 ご無沙汰しています。仕事を辞めてもうすぐ8か月になります。すっかり今の生活にも慣れてきました。というか今から思えば、よく頑張って仕事をしていたなあって思ったりします。

 先週は、現在大学4年生の予備校部の生徒が4人集まってくれて一杯やりました。みんな大学でもよく頑張ったようです。春からはやりたかった仕事に就けるようです。未来のある若い人と一杯やると本当にいいなあ。

 9月には、2000年の予備校生たちが私を呼んでくれて、楽しいひと時を過ごしました。仕事、子育てに一生懸命に頑張っています。社会の中心になって頑張っている世代ですね。8月には、91年の予備校生がたくさん集まってくれました。みんなすっかりおじさんおばさんになっているのですが、不思議とあの頃にすぐに戻れます。みんなで集まれば、いつも19歳のあの頃なのです。

 8月12日には、教え子が50人ほど集まってくれました。感謝感謝で・・・。教師をしていてこんなうれしいことはありません。遠くから駆けつけてくれた人も何人もいました。本当にありがとうございます。いろんな言葉をかけて頂き本当にありがとうございます。会の最後に、みんなに最後の授業をということで、いつも授業で話していた、「一生懸命に頑張っていたら、必ずそれを見てくれている人がいるから」と話しました。いつまでも君たちの「先生」をさせて頂き、本当にありがとう。


最後のOB来塾

2024年03月04日 | 

  おはようございます。最後の仕事の日が終わってから、風邪をこじらせて3日間寝込んでいました。今までの全ての疲れが一気に出てしまったような気がします。

 最後の授業は、高校2年生と和歌山大学の入試問題を行うと決めていました。なかなかいい話で読み終わった後に心がほっとします。

 閑散とした教室で片付け物をしていると、誰がが来てくれました。最初誰だか分らなかったのですが、N君でした。那賀高校野球部OBで浪人時代、アルバイトをしながら苦労に苦労を重ねて大阪市立大学に進んだKGセミナーの伝説の浪人生です。今は、税理士を目指して大阪の事務所で働いています。一番忙しいこの時期にわざわざ来てくれました。うれしかったなあ。昔のこと、仕事のこと、彼の母のことなどを話していると涙が出てきました。帰ってまた仕事に戻らないといけないみたいです。そんな時に本当にありがとうございます。この仕事をやってきて、一番最後の日に彼にもう一度会わせてくれるなんて、なんて幸せなんだと思いました。

 


 幸せへの道

2024年02月20日 | 

 おはようございます。昨日は、この10年ほどお世話になった車のディーラーにあいさつに行ってきました。そのお店には、予備校生のOGが頑張っています。アイスティーを頂きながら少し話ができました。

 「先生、幸せになりたいって思っているうちは幸せになれないんですね。今が幸せだって思えることが幸せなんですね。」

 全くその通りです。現状をしっかり見つめて、その中で幸せをしっかりと見つけること。その能力が大切なのです。それが幸せなのです。それは受験にも当てはまります。大きな目標を掲げることは、それなりに大切なことなのですが、今の自分の力をしっかりと見つめなおすこと。現状をしっかりと見極めることが大切なのです。そうすると、次に何をしたらいいのかがわかってきます。

 彼女は、全国の営業セールスの中で、昨日トップ25に選ばれたそうです。車の営業は男性中心の世界でしたが、その壁を打ち破っています。さすがです。彼女といるとなんだかとてもいい気分になるのです。

 彼女は、お母さんが書道の先生で、彼女も達筆です。浪人時代に、

    「幸せは いつも自分の こころが 決める」

 という相田みつをの言葉を書いて、額に入れてもらいました。それがを教室にずっと掲げていました。春からは、自分の部屋にかけようと思います。