ごっとさんのブログ

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インフルエンザ流行拡大

2016-02-20 10:40:36 | 健康・医療
最近の調査では、インフルエンザ患者数が2月に入っても増加し、第1週で167万人という結果が報告されています。

私のように自宅にいることが多く、社会から離れていると、増えているという実感がないのですが、学級閉鎖や会社などでは影響が出ているのかもしれません。インフルエンザについては、予防ワクチンについてかなり前に書きましたが、毎年かなりの数の発症者が出ているようです。

今年は流行時期がかなり遅れ、本来ならばこの時期は収束するはずが、やはり遅れてまだ流行が拡大しているようです。これは昨年が非常に暖冬だったためのようですが、正確なところはよくわかりません。また患者数も全国5000の医療機関の集計となっていますので、実際の患者ははるかに多いのかもしれません。

こういった流行拡大の時期になると、注意喚起の報道をよく見かけますが、本当に予防できるものかやや疑問を持っています。本質的なところでは、インフルエンザという病気はそれほど重篤なものではなく、数日から1週間もすれば治る軽い病気ととらえています。基本的に死亡するようなものではなく、インフルエンザがきっかけで亡くなる人は出ていますが、これはすべて合併症です。

ですから高齢者や持病があるような人は注意が必要ですが、正しい治療(単に寝てゆっくり休むだけですが)をすれば問題ないはずです。ですから患者数が数百万になったとしても、例えば花粉症などに比べればはるかに少なく、短時間で治ることを考えれば、花粉症より軽いと言えるような気がします。

ですから抗ウイルス薬の処方もほんとうに必要かという気がしています。タミフルなどかなり増えてきたようですが、たぶん副作用もなく少しは効果があるはずですので、別に否定するわけではありません。たとえて言えば捻挫した時に、ギプスをする必要があるのかといった程度です。怖いのは前述のように合併症ですから、抗ウイルス薬を飲んで治すより、合併症の予防に抗生物質を投与した方が多くの場合有効と思えます。

この予防には、うがい、手洗い、マスクの着用などと言われていましたが、やっとうがいにはほとんど予防効果がないということで、公式には使われなくなったようです。私も外出して帰った時は手を洗いますが、これは何かの予防というより単なる習慣のような気がします。もしインフルエンザに罹ったら、休養期間を与えられたとして、ゆっくり休むと考える程度の病気のような気がします。

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