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アメリカではインフルエンザ大流行

2020-02-18 10:27:18 | 健康・医療
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行が懸念されていますが、外務省が米国でのインフルエンザ流行に注意を呼びかける海外安全情報を発表しました。

日本では今シーズンのインフルエンザ患者は、例年になく少ない数で推移しています。米国疾病管理予防センター(CDC)によると、米国ではこれまでに少なくとも患者数2200万人、入院数21万人、死者数は1万2000人に上るとしています。

A型のほとんどは、2009年に新型インフルエンザとして流行したタイプなのは日本と同じですが、B型も多く流行しているようです。

一方日本では例年になく患者が少なく、厚生労働省のまとめによると、インフルエンザの2020年第5週(1月27日〜2月2日)の定点当たりの報告数は14.11で、前週の18.00より減少しました。この10年間で最も少なく、北海道を除く46都府県で前週よりも減少しました。

例年ならばこの時期は流行のピークに当たり、比較的大きな流行があった前年、前々年は定点当たり50前後の報告数で推移していました。今年はその3分の1から4分の1の患者数となっています。

これまでの推計受診者数は約620万人で、直近の5週間では患者の約9割をA型(H1N1)が占めています。

今期のインフルエンザは例年になく速い立ち上がりを見せ、大流行が懸念されていました。定点当たりの患者報告数は、昨年9月に2週連続で1を超え、その後いったん落ち着いたものの、11月上旬に再び1を超えて、例年より早い流行入りが宣言されました。

ところがその後は年末の最終週に20を超えた後は、やや減少か横ばい傾向で、2月ごろにかけてピークを迎える例年とは異なる展開を見せています。

新型コロナウイルスの登場もあって、感染症対策への関心が高まっていますが、インフルエンザの流行はこのまま収束に向かってほしいものです。

この少ない患者数の理由として、コロナウイルスの懸念から対策が実行されているためとする見方もあるようですが、手洗いやマスクなどでウイルス感染が予防されるとは考えにくい気がします。

インフルエンザ感染はいわば自然現象ですので、1月の気温が下がらなかったという事が大きいのではないでしょうか。

今年の流行の解析として、前々年、前年とA型(H1N1)とA香港型(H3N2)が2年連続で流行し、今シーズンは特にH3N2の流行がほとんどないのが患者数の少ない理由とみられています。

またB型は前年ほとんど流行していないことから、これから確実に一定の流行が起こると考えられるようです。私は新型コロナウイルスの広がりよりも、インフルエンザの流行の方が怖いと考えています。


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