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コンサートに行ってきました

2021-02-26 10:18:29 | 音楽
緊急事態宣言で自粛生活が続いていますが、久しぶりにコンサートに行ってきました。

ジャズピアニストの山下洋輔のスペシャルビッグバンドの公演でしたが、本来昨年7月に予定されていましたがコロナで延期となりやっと開催できました。

コロナの感染者数も減少しており、感染対策をしっかりすれば大丈夫だろうということで、新宿文化センターに出かけました。

普通はコンサートが終わった後軽く飲みながら夕食を摂るのですが、終わるのが8時ぐらいですので飲食店はやっていないということで、パンなどを少し買い会場の近くのラーメン屋で早めの夕食を食べて向かいました。

文化センターに行くと長い列ができており、手の消毒と検温をしてから入場するという対策が取られていました。ホールに入るとかみさんとはかなり離れた席になりましたが、左右は空席で前も空いているというゆったりとした状況で観賞できました。

このビッグバンドは基本的にはジャズですが、数年前からクラシックを取り上げるというのをやっており、前回の公演は「ボレロ」と「展覧会の絵」でした。今回もやはりクラシックを取り上げ、最初の演奏はベートーベンのピアノソナタ「悲壮」でした。

始まってもどんな曲だったか分からない演奏でしたが、バリトンサックスのソロでなじみのある旋律が出てきました。このメロディーを基本として色々なアドリブが入り、当然山下洋輔のピアノソロもありという楽しい曲に仕上がっていました。

2曲目は山下洋輔が初期のころフリージャズとして作曲した曲が3曲「組曲」として出来上がっていました。

休憩後の後半は有名なドボルザークの「新世界」でしたが、1楽章から4楽章まで全部入っていました。「新世界」の有名な旋律は2楽章にあり、アルトサックスのソロが本当にきれいに響いていました。

全体にゆっくりとした流れでしたが、急に激しい演奏が入ったりとジャズらしい面白い編曲になっていました。この編曲はトロンボーンの松本治が担当したようですが、本当に面白い構成となっていました。

第4楽章ではトランペットとトロンボーンの面白いヂュオがあり、クラシックをベースにしても楽しいジャズになっていました。アンコールでは定番の曲をやるということで何になるか楽しみにしていましたが、「A列車で行こう」となりました。

このビッグバンドらしい演奏でしたが、徐々に演奏者が引っ込み、最後に山下洋輔の長いソロで終わるという満足できる演奏となりました。

ちょうど2時間のコンサートでしたが、このビッグバンドは何度聞いても期待を裏切らないすばらしい演奏でした。新宿近辺もほとんど店が閉まっており、特殊な状況であることを実感しながら帰ってきましたが、本当に楽しい時間を過ごすことができました。


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