死亡率も高く悪性のガンの代表のような「膵ガン」ですが、周りに罹った人はおらずそれほど多くはないのかもしれません。
富山大学付属病院では膵臓ガンの専門医などを集めた「膵臓・胆道センター」を設立し、ユニークな治療を行っているようです。膵ガンは5年生存率は男女とも8%台で、大腸ガンでは70%台、胃ガンは60%台なので膵ガンの予後の悪さが際立っています。
進行ガンに対し化学療法でガンを小さくしてから手術をする方法をコンバージョン手術といいます。富山大学では切除不能局所進行膵ガン144例に対してコンバージョン手術を実施しました。この場合普通では手術ができない144例中48例(33%)が手術可能となり、5年生存率も約60%と上昇しました。
私の亡くなった友人は肝臓ガンが膵臓に転移してしまいましたが、手術ができないという事で「重粒子線治療」を行い、PETの画像では膵ガンはほとんど消えるところまで小さくなりました。こういった治療法も膵ガンには有効なのかもしれません。
膵ガンは小さい内に発見できれば予後はそれほど悪くなく、2センチ以下で見つけられれば5年生存率は約50%といわれています。しかし膵ガンの症状は、腹痛、背中痛、腰痛、腹部の違和感、黄疸、体重減少などですが、こういった症状は早期ではまず出ることがありません。
従って2センチ以下で見つかるのは膵ガン全体の5%、1センチ以下に至っては0.8%とごく僅かです。家族歴は膵ガンの危険因子で、血縁家族に膵ガン患者が複数人いたり、若年での発症だとよりリスクが高くなります。
この家族歴の膵ガンは遺伝的要因(BRCAなどの遺伝子変異)が関連しており、前立腺ガン、乳ガン、卵巣ガンの発症にも影響を与えると考えられています。
「糖尿病と初めて診断された」「糖尿病のコントロールが急に悪化した」という場合は、背後に膵ガンがあると疑うタイミングのようです。腹部エコーやMRIを調べ、さらに腹部エコーで膵管拡張または嚢胞が指摘された場合は、放置せず定期的に検査が必要となります。
疑いありとなると造影CTやMRIが行われますが、1センチ以下の小さな膵ガンはこれらでは発見は難しいようです。現在一番感度の良い検査は超音波内視鏡(EUS)で、胃カメラの先端に超小型の超音波が付いており胃壁に当ててその向こう側の膵臓を調べます。
この方法で5ミリの膵ガンでも見つけることができるとしています。その他早期発見の検査法として「ブラシ擦過細胞診」や「膵液細胞診」が開発され、実用化も進んでいるようです。
初期には何の症状もないガンですので、定期的に検査を受けるしかないようですが、当然MRIなどを受けることはできません。何らかの偶然で早期ガンが見つかり、運が良かったという程度が一般的なのかもしれません。
富山大学付属病院では膵臓ガンの専門医などを集めた「膵臓・胆道センター」を設立し、ユニークな治療を行っているようです。膵ガンは5年生存率は男女とも8%台で、大腸ガンでは70%台、胃ガンは60%台なので膵ガンの予後の悪さが際立っています。
進行ガンに対し化学療法でガンを小さくしてから手術をする方法をコンバージョン手術といいます。富山大学では切除不能局所進行膵ガン144例に対してコンバージョン手術を実施しました。この場合普通では手術ができない144例中48例(33%)が手術可能となり、5年生存率も約60%と上昇しました。
私の亡くなった友人は肝臓ガンが膵臓に転移してしまいましたが、手術ができないという事で「重粒子線治療」を行い、PETの画像では膵ガンはほとんど消えるところまで小さくなりました。こういった治療法も膵ガンには有効なのかもしれません。
膵ガンは小さい内に発見できれば予後はそれほど悪くなく、2センチ以下で見つけられれば5年生存率は約50%といわれています。しかし膵ガンの症状は、腹痛、背中痛、腰痛、腹部の違和感、黄疸、体重減少などですが、こういった症状は早期ではまず出ることがありません。
従って2センチ以下で見つかるのは膵ガン全体の5%、1センチ以下に至っては0.8%とごく僅かです。家族歴は膵ガンの危険因子で、血縁家族に膵ガン患者が複数人いたり、若年での発症だとよりリスクが高くなります。
この家族歴の膵ガンは遺伝的要因(BRCAなどの遺伝子変異)が関連しており、前立腺ガン、乳ガン、卵巣ガンの発症にも影響を与えると考えられています。
「糖尿病と初めて診断された」「糖尿病のコントロールが急に悪化した」という場合は、背後に膵ガンがあると疑うタイミングのようです。腹部エコーやMRIを調べ、さらに腹部エコーで膵管拡張または嚢胞が指摘された場合は、放置せず定期的に検査が必要となります。
疑いありとなると造影CTやMRIが行われますが、1センチ以下の小さな膵ガンはこれらでは発見は難しいようです。現在一番感度の良い検査は超音波内視鏡(EUS)で、胃カメラの先端に超小型の超音波が付いており胃壁に当ててその向こう側の膵臓を調べます。
この方法で5ミリの膵ガンでも見つけることができるとしています。その他早期発見の検査法として「ブラシ擦過細胞診」や「膵液細胞診」が開発され、実用化も進んでいるようです。
初期には何の症状もないガンですので、定期的に検査を受けるしかないようですが、当然MRIなどを受けることはできません。何らかの偶然で早期ガンが見つかり、運が良かったという程度が一般的なのかもしれません。
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