晴れた

急な仕事で霧島へ行くと当たり前だか土曜日というのに人がほとんどいない。

通りなれた道で、見慣れた景色だからわかるけど地震のあとがある。

観光客は火山つながりで怖がったのだろうかと思った。

私の頭の中にある地質図にはここに繋がる断層はなかったはずだ。だからここへ平気で来られる。

硫黄山のことで影響がある霧島にとって連休前の今回の地震は気の毒でしかない。

いつもならまだ開いてる売店が早々と閉まっていた。

打ち合わせが終わり、施設の担当へ「今日は人がいませんね」というと、

「キャンセル続出ですよ。地震のせいで。ここへたどり着けないんですよ。道が壊れて。だいたい食材が来ないんです。この辺で調達できるものはいいけど魚が来ないんですよ。もうすぐコンビニも品薄が出てくるでしょうね。物流が機能してない。」

閑散としたロビーの中から駐車場を見るとまた担当が「あの人たちは影響がないところから来たか、帰れない人です。宮崎市内の関連ホテルは230人もキャンセルです。高千穂のほうは電気も来てないのに閉められないんです。泊まり客がいるから。」

何て深刻な。

揺れたけど家も壊れず良かったとか思っていたけど急に福岡方面の取引業者のことが気になり帰るまえに慌てて予定通りに到着しているか確認した。

やっぱりおかしくなっていた。

調整してなんとかなった。

売店でおやつを買った。数少ないお客さん。下の温泉街もこんな感じだろうか。

すれ違う車も少なくて土曜日じゃないような感じだった。

今後、後何日かはこんなことが続く。

東日本大震災のとき仕事に大分影響があり、あのときの状態を思い出しながら月曜の仕事のことを考えていた。

出来ないことはできないんだ。やれることを考えながら帰った。

途中、八百屋によった。

ほうれん草がしおれていた。

レタスも。

地震のせいなのだろうかと思った。