真剣道外伝★無端晟輝の残日録

真剣道・基道館宗師範の残しておくべき余談集

Rickie Lee Jones-1979-02-On Saturday Afternoons in 1963

2019年06月30日 | 夕暮れのオンガク

 

 

1963年、私は「浮上してきた」

父が家庭に持ち帰った業務用マーガリンを危険も知らず食べた私と母は、今でいう鬱と記憶障害と免疫不全となり、母は、病名のない病人、私は頭の悪い、病気の子供となった。

幼稚園では、自分のクラスを暴力で制圧し、隣のクラスまで荒らしまわるガキ大将がとんだ転落だった。その間の記憶がない。

 

10年の苦節を経て浮上した。それが1963年だった。

公立中学全国共通テストで1位に輝いた御幸中学に入学していた。

 

Rickie Lee Jones-1979-02-On Saturday Afternoons in 1963

 

クラスのリーダーに返り咲いた私の幸福感、人生には最も明るい日があるものだ。

6月の土曜日にはいつも思い出す。

そのころの思い人は素子さんだった、松山東高校にその名を遺す彼女から告白されたのはその年9.22、その人ももういない。

 

がんを宣告された彼女に会いに松山に行き、昼食を共にした。

上一万の電停で私が乗った電車に手を振っていた彼女の姿が瞼にある。それが今生の別れだと私は知っていた。

 

 

補足

マーガリンが危険だということはすでに多くの書物で指摘されている。

 

 

 


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