哲学日記

映画 『X-ミッション』のトンデモ仏教

アクション映画の秀作「X-ミッション」が今

GYAO!で無料視聴できます。8月2日(火)まで

X-ミッション 【吹替版】

 

GYAO!タイトル情報より引用させていただきます。

史上初!世界トップアスリートがノーCGで繰り広げる前代未聞の最強MG(マジガチ)アクション映画誕生!
若きFBI捜査官ジョニー・ユタ(ルーク・ブレイシー)に、超一流アスリートチームに潜入せよとのミッションが下される。エクストリーム・スポーツのカリスマ、ボーディ(エドガー・ラミレス)が率いるこの集団には、重大な疑惑がかけられていた。その天才的なスポーツ・スキルを駆使し、前代未聞の方法で次々と犯罪に手を染めているというのだ。自らも元アスリートであるユタは、ボーディに度胸と才能を認められ、チームに招き入れられる。命を危険に晒しながら共に行動するうちに、ユタはボーディの究極の信念に心が奪われていく。果たして、ユタはFBI捜査官として決定的な証拠を掴み、彼らを捕えることができるのか? そして明かされる、彼らの本当の目的とは──!?

 
 
雄大な絶景の中で次々繰り出される、CGなしの見事なアクションシーンが評判になった映画だが、今回おれが注目したいのはそこではない。
 
 
 
ボーディをリーダーとする犯罪者集団は自己流に解釈したヘンテコな「仏教」を信奉してる。
死んだ仲間について「じきに向こうでまた会える」と周りに言い、死ぬ直前の者も自分から「じきに会おう」と言う。
要するに
死とは、不滅の魂が住む場所を移動するだけ
と妄想してるので、
 
自分も簡単に死ぬし、
他人も簡単に殺す
 
不滅の魂を信じるとは、
実はそういう非道ひどい事だからだ。
 
むごたらしいのは、
古今東西世界中の
きわめて普通の人々が、
この永遠不滅の魂を、
心の奥底から認めてることだ。
 
それゆえに、
いじめも戦争も
決してなくならない。
 

 
 
不死永遠の魂を説くのは、
ブッダの教え以外のすべての宗教と哲学だ。
 
ブッダだけが
不死の魂という
根源悪の妄想を
明確に否定した。
 
 
不死永久不滅の魂とは
 
(アートマン)
 
のことなので
 
無常・無我
 
を説くブッダの教えと真逆。
絶対に相容れない。
 
 
 


自分は死を超えられないと本当に認めれば、人間は自由になり世界は平和になる
 
とブッダは明解に説いてる。

 

ダンマパダ六偈 (中村元訳)

「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。──このことわりを他の人々は知っていない。しかし、このことわりを知る人々があれば、争いはしずまる。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(My Favorite Songs)
 
(過去記事増補編集再録)
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