九州の自動車生産100万台を割る。
3社体制で3年ぶりに初の前年比減の見込み
百年に一度の危機が九州の自動車生産台数に大きな影響を与え、08年度の生産台数が約97万台にとどまる見込みだそうだ。
報道によると、04年12月にダイハツ九州が大分県中津市に進出し、生産を始め、通年で3車体制になった05年度以降初めて前年度実績を下回るとのこと。
報道によると、
トヨタ自動車九州(福岡県宮若市) 約29万台
日産自動車九州工場(福岡県苅田町) 約37万台
ダイハツ九州(大分県中津市) 約31万台
合計 約97万台
九州の自動車生産は、07年度は112万7千台と100万台を超え、08年度は150万台超えも期待されていました。 それが、今回の金融危機に見舞われた。生産台数の3分の2が北米市場向けというトヨタ九州の予定した生産能力の25%までの落ち込み、日産九州工場も大幅な減産などが影響している。
ただ、最近になって減産の効果が出て在庫調整が進んで来ており、トヨタ九州は、4月から2交代制の「二直」に戻して、減産を緩和する見込みだ。日産九州工場も3月は1万3千台、4月は1万7千台と順次生産を増やす見込みだ。
九州の製造業の浮沈がかかる自動車産業。この3社の動きから目が離せない状況が続いている。ぜひ、この減産傾向に歯止めが掛かり、自動車生産の回復を期待してやまない。
かごしま企業家交流協会