東日本大震災から半年。
「福島は変わり始めた。」と言われる。
この半年間、東日本地域は世界が注目してきた。マスコミが取り上げない日はない東日本地域、とりわけ原発の福島、世界のエネルギー関係者がその動向から目を離さない。
そんな福島に7月末、電気自動車ベンチャーとして名高い「米テスラ・モーターズ」の創業者兼CEOである「イーロン・マスク」が福島県相馬市に太陽光発電システムを寄贈するために訪問したとのこと。
彼は、米IT業界でも「天才」として、その名が通る世界的な経営者だそうだ。マスクは、テスラの経営とは別に「マスク財団」という再生可能エネルギー研究・支援団体の会長でもあり、宇宙空間への進出と持続可能なエネルギー社会の実現を人生の目標に掲げているという。
その彼が、相馬市に寄贈した太陽光発電システムは25万ドル(約1,900万円)で、出力も20キロワットだったそうだが、相馬市長が「将来の火種だと思っている。」と話しているように、再生エネルギーをベースにしたエネルギーの地産地消を考えている相馬市にとって、この贈り物は大きな贈り物であり、なぜ、世界的なベンチャー経営者が相馬市を寄贈先に選んだのか?、その意味は大きい。
「夢のエネルギー」と言われた「原子力」。この事故で、放射能汚染された福島。「の地で、「原子力に代わるエネルギー源がある。」ことを多くの人に知ってほしいと語ったマスク。再生エネルギーを全世界に広めようという決意がにじんでいるという。
世界から天才たちが、福島に集まり、「負の遺産をプラスにかえる」。今や地球の壮大な実験場として、福島のすべてが変わり始めている。」と、経済紙の記者は言っている。
今後、福島の復興、特に、福島への最先端の技術が集結する壮大な実験?がどうなるか、日本中、いや世界中が注目することになると思われる。
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