よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

日本車の本当の実力④/どうなる日本経済(227)

2012-06-15 08:49:19 | どうなる日本経済

ホンダ「技術で勝って、ビジネスで負ける。」

現代自動車に「聖域の改革」で反抗

高い「研究開発・特許力」を持つホンダが、低い韓国・現代自動車に脅かされているという。

ホンダの4輪の研究開発費は年間約3500億円に上り、売上高の約5%に当たる金額になる模様だ。一方、現代自の推定約1000億円、売上高比率2%を凌駕するにもかかわらず、近年は販売台数で差が開くばかりという。

現代自動車は、

研究開発費を抑制し、優れたデザイン力や巧みなマーケティング、ウォン安のもと、輸出競争力で急成長しているという。

そこでホンダは、ついに聖域である栃木にある開発の本丸と言われる「本田技術研究所」にメスを入れ、昨年来、ここの研究開発部員を中国、タイ、インド、インドネシアなど新興国に転勤させ、地元のニーズに応じた自動車開発に従事させているという。

いわゆる新興国での開発の現地化、部品の現地調達率を高め、コストを下げる体制へ移行したということ。

トヨタ、日産、ホンダ、日本自動車のビッグ3が、マーケットが先進国から新興国重視にシフトしている中で、これまでのタブーを破つてまで、思い切った改革を行わざるを得ない。今、正に生きるか、死ぬかの厳しい対応をせざるを得ない中で、本当の日本の実力が試されている。

           

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