北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマチュア無線のコールサインJA8HBO

3日間道内一周の旅

2013年09月13日 | 旅行記

三連休お出かけパスの利用にも参考にしていただきたいと書きました。
昨年、60歳となったのをきっかけに、JR北の悠遊旅倶楽部に入会。一年間は使うことも無く経過し、先日継続の手続きをしたのを機会に、会員パス
9800円を購入しました。
北海道内3日間特急乗り放題の旅が出来るということで、かなり欲張って無理な日程を組んで出発しました。
第一日目●Dsc_0010_2
札幌を7時48分に出るS宗谷1号で稚内へ。途中抜海付近では減速運転となり、利尻島を眺めることができ、車掌さんの簡単な観光案内もあります。Photo
稚内には定時に到着。
改装なった稚内駅にびっくり。シネコンもあったりで、ほとんどショッピングセンター状態。建物の管理は稚内市で、駅舎はJRが借り受けているとのことです。
約1時間滞在後、運休している特急サロベツの代走となる臨時快速に乗車。キハ40の2連と思いきや、当日は全部にキハ400-501が連結、要するにお座敷列車。Dsc_0041_2
定員が32名と少ないのが難点で、案の定満席となり、後部のキハ40に乗客が移ってきました。特急の代走としては不合格ですね。Dsc_0037
旭川には定時17時55分に到着し、弁当を買って、気温の低くなってきたホームで食事。その後オホーツク7号で網走まで。
今回の旅で唯一の自由席なので心配でしたが・・・・・・・ガラガラでした(●^o^●)Dsc_0076
北見からは車両に私ともう一人だけとなり、23時に到着した網走で、オホーツクから降りたのは5名ほどでした。そのまま駅前のホテルにチェックインして就寝。


第二日目●Dsc_0085_2
朝は珍しく、ホテルの簡易朝食を頂いて、10時1分発の釧路行きの「快速しれとこ」に乗車。
思いの外乗客が多く、少し驚く。途中の清里町で交換の便(しれとこ)が鹿を撥ねたとのことで若干遅延。
運転手さんのお話では、北海道内では昨年度、1300件の鉄道と鹿の接触があり、そのうち半数以上は釧路・根室管内とのこと。

撥ねて死んだ鹿は、運転士が一旦線路外に除去して、後刻に保線係員が処理するとのことでした。
さて、釧路湿原も通過し、快速は釧路に定刻13時19分に到着。
本来ならここで乗り継ぐ「Sおおぞら10号」があるのですが、一連の車両故障の影響で運休中。(本来は原因も判明し修理も完了しているのですが、官僚の不作為と事なかれ主義により運休継続)
 さて、一つあとの12号まで、約3時間が惜しい。
そこで、「くしろ湿原のろっこ」に乗車。塘路まで1時間弱かけて走りますが、あいにくの小雨ですし、何度も通った湿原なので、完全に時間つぶし。
車内でピンバッチを買ったりして(●^o^●)。Dsc_0138
富良野とあわせてノロッコは2つになりました。
塘路からはキハ
54の定期列車で釧路に戻って、夕食用に弁当を買って、やっと16時17分の12号キハ283系に乗車。
ドアの目の前の席で、ドアが開いたり閉まったり、隣にはマスクをした女性が苦しそうな呼吸。どうも、ここで風邪を罹患したようです(_)!!
南千歳で函館行きに乗り換えるのですが、狩勝付近で鹿と接触し20分の遅延発生。しかし、乗り継ぎのS北斗22号は南千歳で待っていてくれました。
S北斗281系は、ほぼ満席で、日曜というのにビジネスマンも多数乗車していました。やはり、札幌・函館の鉄路は大動脈です。
第3者検討会とか国交省も早めの結論を出さないと北海道経済に大きな影響を出しかねません。
 もうキハ183には見切りをつけるか、原因はともかく、早急にエンジンの積み替えをしたほうが良いですね。Dsc_0136
動きが遅くで見えない第3者検討会なるものが、本当に必要だったのか、単にJR北・北海道民を軽んじているとしか思えません。
さて、23時頃に函館着でホテルへ。Dsc_0150
第三日目●
朝は9時にはまっすぐ函館駅へ。私は函館出身なので「高価な朝市」にはまったく興味がありません。
函館駅構内には使用不能状態のキハ183183スラントノーズが2編成。臨時北斗用のニセコエキスプレスの車両も待機。
ホームの端へ行って一眼レフでパチリバチリとやりました。いつまで、この情けない光景が続くのか(--〆)
Dsc_0154 さて、前回運休で涙を呑んだ、10時27分発江差行きに乗車。当然キハ40の単行。ほぼ満席の車内にびっくりしながら木古内到着。
新幹線の工事も進み、新木古内駅の概要も確認できました。
正直、どれほどの乗降客があるのかなと心配になるような大きさでしたが(ー_ー)!!。Dsc_0196

いよいよ、江差へ向って出発。まさに草を掻き分けながらキハ40が進んで、湯の岱に到着、日本でも珍しくなったタブレットの手渡しがあるのですが、団体観光客が大挙して乗り込んで来て、良く見えませんでした。
通勤電車のようになった列車はそのまま江差に到着。私は一瞬車外に出ただけで、同じ座席で再び、木古内へ逆戻り。
5年前にきた時とは雲泥の差の人の数にびっくり。「来なければ良かった」
と思いながら、木古内て函館行きのS白鳥に乗車。Dsc_0226 Dsc_0214
車内がトイレの匂いで充満しているのには閉口したが、どうしたのかな。空調をフル回転させておりますとの車掌さんの言葉も湿りがち。

さて、函館からは15時18分のS北斗13号281系に乗車。通路側の席なのに、最後まで窓側は開いていて楽でした。
先月の大雨で路盤が崩れた東山・姫川間と八雲手前では復旧工事が行なわれ、かなりの徐行運転。特に東山・姫川間は排水溝の新設が行なわれていました。今度は大丈夫でしょう。
列車は5分遅れで札幌駅へ到着。帰宅しました。
Dsc_0251
あとがき●
間もなく北海道内の特急は10~20キロ程度の減速運転が行なわれますが、今回は「日本一早い在来特急」(北陸に例外はありますが)を体験したかったので満足でした。
根室本線の帯広以東は素人の私でも車体の揺れから、かなりの線路状態の悪さを感じました。
さすがに130キロは車体への悪影響は避けられないと感じましたので、出来るだけ早く路盤整備の手立てを構築して欲しいものです。
冬に凍上する、春には沈み込むの繰り返しの中では、減速運転はやむをえないかなとも思いますが、他の線区での一層の高速化とカーブでの高速化によって減速分はカバーできるのではないかと思います。
次世代の新型ハイブリッドもカーブの高速走行を今以上に期待できるのではないでしょうか。
すっかり、後ろ向きになったJR北海道が、新幹線函館延伸をきっかけに早く、再生して欲しいものです。
最後に、釧路・札幌間について一言言えば、片側一車線で、簡単に通行止めになるような高速道路もどき利用の都市間バスとの競争は、4時間を切らなくても十分に勝てる区間です。定刻・定期運転で十分に勝てます。
函館については、上がっている土俵が違います。ターゲット顧客も異なります。価格競争は必要ないのです。
新幹線との接続という意味でも速度の向上での差別化は絶対に必要でしょ

う。巷間ささやかれている?2時間40分はともかくも、3時間の定時走行を安定的に実現して欲しいものです。
函館方面、千歳・室蘭・函館の各線の状態は根室本線よりははるかに、条件も今の状態も良いのではないでしょうか。Dsc_0221

 

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