上野の国立博物館で「更紗を語る」なる催しがあり、出掛けてきました。
国立博物館、五島美術館、大倉集古館の三つの博物館で更紗に関する展示があるのを機に行われました。
インド更紗とジャワ更紗の違いやその歴史や歴史資料に見る更紗のデザインなど様々でした。
二時間の予定でしたが、軽くオーバーしてました。
今までは更紗の製作過程に興味が強かったのですが、江戸時代の屏風に描かれた更紗をみると、更紗布の使い方にも想像が膨らみます。
国立博物館、五島美術館、大倉集古館の三つの博物館で更紗に関する展示があるのを機に行われました。
インド更紗とジャワ更紗の違いやその歴史や歴史資料に見る更紗のデザインなど様々でした。
二時間の予定でしたが、軽くオーバーしてました。
今までは更紗の製作過程に興味が強かったのですが、江戸時代の屏風に描かれた更紗をみると、更紗布の使い方にも想像が膨らみます。
珍しい布は、小さな裂でも いろいろな形で、大事に使われたんでしょうねぇ~。
新しい物を、租借して使う価値迄に高めて行くのは、昔から続く 一種のパワーですな。
数字は忘れてしまいましたが、10センチ四方の布が当時の価値では金何枚なんていう法外な価格だったかと思います。
更紗以前に外国から入ってきた布は献上品か、そうでなければ包装用資材としてもちこまれたと聞いた事があります。
それが慶長にもたらされた「更紗」や「唐桟」から後は次第に交易品としての性格がでてきたのだそうです。
そんな中でも更紗は各国向けに相手国好みのものが作られ、またそれを輸入国で模倣して作ったそうですから、日本にも様々な更紗が存在します。衣類として着たり、小さなものは袱紗になったりしています。
そういえば、関口家に伝わる「お鐘さま」の何か置く台(10センチ四方程度)の上にも美しい更紗の生地が貼られています。
思いもしなかった物へと昇華させるのは、洋の東西を問わないのですなぁ~。
印象派の画家にもいろいろ影響を与えているですね。