「弁証法2000」とは、『もうひとつのパスカルの原理』(文芸社 2000年)に見られる弁証法を指している。
『もうひとつのパスカルの原理』は創造活動の理論をテーマにしているが、もうひとつの弁証法の理論でもある。この理論を取り上げてみた。
2000年の時点で、わたしは「論理的なものの三側面」を克服していない。
もうひとつのパスカルの原理、いいかえれば複素過程論の弁証法は、ヘーゲル弁証法と非ヘーゲル的弁証法の過渡的な形を示している。
「弁証法試論」の補論8として、「弁証法2000」をまとめた。
目次は次のようになっている。
はじめに
1 モメントの構成の違い
2 共時的な構造
3 複素過程論のモメントの形成
4 複合論のモメントの構成