これに対して、詞と辞を区別する品詞論は表出の粒子説ということができる。
「彼が信念と勇気とをもっているならば彼はその仕事をなしとげるだろう」
「彼」の指示表出、「が」の自己表出、「信念」の指示表出、「と」の自己表出を読んでいくことになる。一つひとつの品詞は白黒と識別できる。「彼」の指示性を読み次に「が」の関係性を読む。また「信念」の指示性を読み「と」の関係性を読む。このように表出の指示性と関係性は非連続的につながっている。
波動の場合も粒子の場合も、一つの文章のなかで自己表出と指示表出の合計は同じである。 (了)
「彼が信念と勇気とをもっているならば彼はその仕事をなしとげるだろう」
「彼」の指示表出、「が」の自己表出、「信念」の指示表出、「と」の自己表出を読んでいくことになる。一つひとつの品詞は白黒と識別できる。「彼」の指示性を読み次に「が」の関係性を読む。また「信念」の指示性を読み「と」の関係性を読む。このように表出の指示性と関係性は非連続的につながっている。
波動の場合も粒子の場合も、一つの文章のなかで自己表出と指示表出の合計は同じである。 (了)