2 中埜弁証法と上山弁証法の表示
中埜肇は弁証法を「対話をモデルにした思考方法」と捉える。上山春平は「認識における対立物の統一」と捉える。しかし、両者の弁証法は「論理的なものの三側面」に制約され完全に展開できない。指示表出と自己表出の結びつきは不完全にみえる。両者の弁証法を次のように表示しよう。
中埜弁証法 〈対話〉における〈モデル〉の〈思考方法〉
上山弁証法 〈認識〉を〈対立物〉にした〈統一〉
弁証法を正しく捉えるためには、ここを足場にして指示表出と自己表出の根拠を見直し、指示性と関係性を構築する必要がある。
中埜肇は弁証法を「対話をモデルにした思考方法」と捉える。上山春平は「認識における対立物の統一」と捉える。しかし、両者の弁証法は「論理的なものの三側面」に制約され完全に展開できない。指示表出と自己表出の結びつきは不完全にみえる。両者の弁証法を次のように表示しよう。
中埜弁証法 〈対話〉における〈モデル〉の〈思考方法〉
上山弁証法 〈認識〉を〈対立物〉にした〈統一〉
弁証法を正しく捉えるためには、ここを足場にして指示表出と自己表出の根拠を見直し、指示性と関係性を構築する必要がある。