対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

はじまりは0か1か!?

2016-05-02 | 日記
森毅先生である。古代の始まりは1から、近代の始まりは0から。久しぶりに『指数・対数のはなし』を手にした。軽快な語り口と豊かな教養。森毅の本は25年ほど前よく読んでいた。次のようなところは、なつかしく、いいなあと思う。
(引用はじめ)
日常においては、古代の整数的世界と、近代の小数的世界とは混在している。11時59分から1分たつと、0時0分になるのに、12月31日から1日たって、1月1日になるのはどういうわけか。近代の表記なら、「0月0日、明けましておめでとう!」と言ったほうが、「0からの出発」としての、いさぎよい新年が迎えられそうなものを。
(引用おわり)