周転円上の真アノマリアαと離心アノマリアβの関係は次のようだった。
rpsinαp=sinβ
ここでrp= (1+e2+2ecosβ) 1/2 である。
楕円上の真アノマリアαを離心アノマリアβの関係は次のようだった。
rksinαk=√(1-e2)sinβ
ここでrk=1+ecosβ である。
離心円上の火星の真アノマリアαpと楕円上の火星の真アノマリアαkの、離心率eの2次までの近似式を求めると次のようになる(注)。
αp=β-esinβ+e2/2・sin2β
αk=β-esinβ+e2/4・sin2β
1次まではまったく同じである。2次で違いが出てくる。
αpとαkの差は
αp-αk
=e2/4・sin2βである。
この式が8分の誤差の数学的背景である。sin2β=±1、いいかえればβ=45°、135°(2β=90°、270°)で最大の誤差e2/4 (約8分)が生じる。くわしくいえば、β=45°で8分の過剰、β=135°で8分の不足が生じた。
(注)
2次までの近似式について。
真アノマリアと離心アノマリアの関係より、
sinαp=sinβ/rp
rpに2次までの近似式を入れて、
sinαp=sinβ/ (1+ecosβ+e2/2・sin2β)
これより、
fp(e)=αp=arcsin{ sinβ/ (1+ecosβ+e2/2・sin2β)}
同じように、
fk(e)=αk=arcsin{√(1-e2)sinβ/ (1+ecosβ)}
ここを起点にして
f'を求める。これはそれぞれ逆三角関数の微分となる。
f"は項数の多い商の微分となる。
最後にe=0を代入するので、高次の項を書かないのが計算の要領だろうか。楕円の方が離心円の方より計算しやすいと思う。過程や結果をここに示せればと思うが、その根気がない。
fp(0)=fk(0)=β
f'p(0)=f'k(0)=-sinβ
f"p(0)= sin2β
f"k(0)=1/2・ sin2β
となり、eの2次までの近似式が求まる。
(他のやり方があるのだろうか。)
rpsinαp=sinβ
ここでrp= (1+e2+2ecosβ) 1/2 である。
楕円上の真アノマリアαを離心アノマリアβの関係は次のようだった。
rksinαk=√(1-e2)sinβ
ここでrk=1+ecosβ である。
離心円上の火星の真アノマリアαpと楕円上の火星の真アノマリアαkの、離心率eの2次までの近似式を求めると次のようになる(注)。
αp=β-esinβ+e2/2・sin2β
αk=β-esinβ+e2/4・sin2β
1次まではまったく同じである。2次で違いが出てくる。
αpとαkの差は
αp-αk
=e2/4・sin2βである。
この式が8分の誤差の数学的背景である。sin2β=±1、いいかえればβ=45°、135°(2β=90°、270°)で最大の誤差e2/4 (約8分)が生じる。くわしくいえば、β=45°で8分の過剰、β=135°で8分の不足が生じた。
(注)
2次までの近似式について。
真アノマリアと離心アノマリアの関係より、
sinαp=sinβ/rp
rpに2次までの近似式を入れて、
sinαp=sinβ/ (1+ecosβ+e2/2・sin2β)
これより、
fp(e)=αp=arcsin{ sinβ/ (1+ecosβ+e2/2・sin2β)}
同じように、
fk(e)=αk=arcsin{√(1-e2)sinβ/ (1+ecosβ)}
ここを起点にして
f'を求める。これはそれぞれ逆三角関数の微分となる。
f"は項数の多い商の微分となる。
最後にe=0を代入するので、高次の項を書かないのが計算の要領だろうか。楕円の方が離心円の方より計算しやすいと思う。過程や結果をここに示せればと思うが、その根気がない。
fp(0)=fk(0)=β
f'p(0)=f'k(0)=-sinβ
f"p(0)= sin2β
f"k(0)=1/2・ sin2β
となり、eの2次までの近似式が求まる。
(他のやり方があるのだろうか。)