対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

繍眼児(メジロ)が鳴いていた

2018-12-11 | 庭に来る鳥
この時期、鳥はまだ蜜柑を好まない。個体差もあるだろうが、鳥が蜜柑を啄みに来るのは年が明けてからが多いように思う。糖度の違いがあるのだろうか。ただ今年は1羽だけヒヨドリが蜜柑を啄んでいる。2週間ほどいるようだ。近づくと警戒して逃げていく。
今日も近づいていくとヒヨドリは逃げていったが、その後も、近くで鳥の鳴き声がしていた。メジロだった。枇杷の枝に止まっていた。近くなのに不思議と逃げていかない。しばらく鳴き声を聞いていた。ホーホッと鶯のような声も聞こえてきたような気がした。
メジロは漢字で目白と書くが、「繍眼児」という表記もある。「繍」は刺繍の「繍」で、眼の周りの白い部分が小さな羽を刺繍したように見えることから名づけられたのだという。「目白」よりも微細に立ち入った名前となっている。目を凝らしてみると、たしかに白い部分は、平滑ではなく白い羽が花びらのように刺繍されているように見える。