ホッケースティックはIPCC第3次報告書(2001年)で提示された過去1000年間の平均気温変化のグラフの通称である。そのグラフは西暦1000年から1900年の間はほぼ一定の温度で推移しているが、1900年から急激に上昇している。この上昇は人間活動によって大気中の二酸化炭素の増加したことが原因であるとして、人為的な温暖化を強調している。
しかし、このグラフは中世温暖期と小氷河期を無視した間違ったものだった。強調すればCO2温暖化説のためにデータを不正に処理したものである。批判を受けてIPCCは第4次(2007年)以降これを削除している。
さて、これまで地球温暖化に関する本を読んできた。自分なりに「ホッケースティック」と呼ばれている理由を納得していたが、『気候変動とエネルギー問題』(深井有著、中公新書、2011年)を読んでいて、捉え方が違っていたことに気づいた。「1000年間の平らなところがホッケースティックの柄の部分、20世紀の急上昇がブレードに相当する。」とあったのである。図にはホッケースティックの絵も添えられている。しかし、わたしはホッケースティックのブレード(刃)が1000年(900年?)の平らなところで、柄の部分の付け根が20世紀の急上昇に相当するとイメージしてきたのである。ブレードの部分が拡大してある図を見ていたことになる。
しかし、このグラフは中世温暖期と小氷河期を無視した間違ったものだった。強調すればCO2温暖化説のためにデータを不正に処理したものである。批判を受けてIPCCは第4次(2007年)以降これを削除している。
さて、これまで地球温暖化に関する本を読んできた。自分なりに「ホッケースティック」と呼ばれている理由を納得していたが、『気候変動とエネルギー問題』(深井有著、中公新書、2011年)を読んでいて、捉え方が違っていたことに気づいた。「1000年間の平らなところがホッケースティックの柄の部分、20世紀の急上昇がブレードに相当する。」とあったのである。図にはホッケースティックの絵も添えられている。しかし、わたしはホッケースティックのブレード(刃)が1000年(900年?)の平らなところで、柄の部分の付け根が20世紀の急上昇に相当するとイメージしてきたのである。ブレードの部分が拡大してある図を見ていたことになる。