近似楕円において、真アノマリアαの計算値は離心アノマリアβ=45°に対して8分不足、β=135°に対して8分過剰となる。つまり、円軌道と仮定したときとちょうど逆の関係になっている。この関係を山本義隆は式で示している(注)。
近似楕円の真アノマリアは
tanα=(1-e2)sinβ/(e+cosβ)を満たすαで、これをe2までとると、
α=β-e・sinβとなる。
これは実際の火星の楕円軌道(α=β-e・sinβ+e2/4・sin2β)と比べて、
誤差は-e2/4・sin2βである(8分不足)。
これに対して、円軌道のときの真アノマリアはα=β-e・sinβ+e2/2・sin2βで、これは実際の軌道より、+e2/4・sin2βだけ大きい(8分過剰)。
先に示した図とこれらの式を対応させていて、図に間違いがあったことに気づいた。∠MBH=β=45°とし、そのような図になっているが、∠CBH=β=45°の間違いである。図は「ペイント」で作成したが、すぐに訂正して示せないのが残念である。他の記号も追加して、いずれ正しい図を示します。

(注)ここでは結果だけ。過程は謎のままにします。tanやsinの関係式からαにたどり着けない。逆三角関数を2回微分して求めると思うのだが、ややこしくなって、計算できていない。
近似楕円の真アノマリアは
tanα=(1-e2)sinβ/(e+cosβ)を満たすαで、これをe2までとると、
α=β-e・sinβとなる。
これは実際の火星の楕円軌道(α=β-e・sinβ+e2/4・sin2β)と比べて、
誤差は-e2/4・sin2βである(8分不足)。
これに対して、円軌道のときの真アノマリアはα=β-e・sinβ+e2/2・sin2βで、これは実際の軌道より、+e2/4・sin2βだけ大きい(8分過剰)。
先に示した図とこれらの式を対応させていて、図に間違いがあったことに気づいた。∠MBH=β=45°とし、そのような図になっているが、∠CBH=β=45°の間違いである。図は「ペイント」で作成したが、すぐに訂正して示せないのが残念である。他の記号も追加して、いずれ正しい図を示します。
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(注)ここでは結果だけ。過程は謎のままにします。tanやsinの関係式からαにたどり着けない。逆三角関数を2回微分して求めると思うのだが、ややこしくなって、計算できていない。