対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

手洗いとお手洗い(化粧室)

2020-02-17 | ハングル
トイレは用を足す場所を指すが、トイレを遠回しにいう表現として、レストルーム、化粧室、お手洗いなどがある。
ハングルで、トイレはどこですか?は、화장실이 어디예요? という。화장실は化粧室のことである。

こんどの新型コロナウイルス対策として、厚生労働省はホームページで手洗いの重要性を強調している。

「…風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。…」

これの機械翻訳(英語、中国語、韓国語)が読めるようになっている。韓国語は次のようになっている。

「…감기나 계절성 인플루엔자 대책과 마찬가지로 한사람 한사람의 기침 에티켓이나 화장실 등의 실시가 정말 중요합니다.…」

わたしなどよりはるかに語彙が豊富で上手に翻訳しているが、残念なことに、「手洗いなどの実施」が「화장실 등의 실시」(化粧室(お手洗い)などの実施)になっている。「お手洗い」の「手洗い」とショートしたのだろう。結果、「手洗い」ではなく、「トイレ」の実施の重要性になっている。ここは文字通り、手(손)を洗う(씻다)こと(기)、손 씻기(手洗い)とすべきだったろう。손을 씻、손빨래(手+洗濯)などもいいようだ。