対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

韓国版「麒麟がくる」

2020-03-30 | ノート
大河ドラマ「麒麟がくる」がおもしろい。何年か前の「龍馬伝」以来である。前半生がよくわかっていない明智光秀をうまく造形しているように思われる。麒麟は「仁のある政治をする為政者が現れると降り立つ」とされる伝説の聖獣で、戦乱の世が終わり平和になるときの標である。
麒麟は韓国ドラマ「イ・サン」にも出ていた。ソンヨン(図画署の茶母)が清国の大使の画題を「麒麟」と見抜き、宴の席で即興で描き、その伝説を説明する場面(7話)がある。これはのちにイ・サンが聖君になることの暗示となっていた。
どちらも同じ麒麟の伝説が背景になっている。