(「負数と虚数の対数」と「回転」)
ベルヌーイの等式は
log i / i=π/2 (1)
である。オイラーは「円の面積を虚数の対数に帰着させるというベルヌーイの美しい発見」と形容している。ここから負数と虚数の対数の問題を取り出してみよう。
(1)式を i 倍すると、
log i=i・π/2 (2)
である。これは「虚数の対数が虚数になる」ことを示している。これを指数で表現すると、
e i・π/2=i
だから、「虚数の対数」は今日からみると、複素平面上の単位円で、 i はπ/2(90°)の回転を表わすことを暗示していたことになる。
(2)式を2倍すると、
2log i=i・π
log i2=i・π
log(-1)=i・π (3)
である。これは「負数の対数が虚数になる」ことを示している。これを指数で表現すると、
e i・π=-1
だから、「負数の対数」は、-1 はπ(180°)の回転を表わすことを暗示していた。
ベルヌーイの等式は
log i / i=π/2 (1)
である。オイラーは「円の面積を虚数の対数に帰着させるというベルヌーイの美しい発見」と形容している。ここから負数と虚数の対数の問題を取り出してみよう。
(1)式を i 倍すると、
log i=i・π/2 (2)
である。これは「虚数の対数が虚数になる」ことを示している。これを指数で表現すると、
e i・π/2=i
だから、「虚数の対数」は今日からみると、複素平面上の単位円で、 i はπ/2(90°)の回転を表わすことを暗示していたことになる。
(2)式を2倍すると、
2log i=i・π
log i2=i・π
log(-1)=i・π (3)
である。これは「負数の対数が虚数になる」ことを示している。これを指数で表現すると、
e i・π=-1
だから、「負数の対数」は、-1 はπ(180°)の回転を表わすことを暗示していた。