対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

冪を用いて表示される対数6

2020-09-15 | 指数と対数
y=nx1/n-n=( x1/n-1)/(1/n)
ここで、1/n>0、 x1/n>1である。
したがって、
  x1/n=1+1/m    (1)
とおくと、n →∞ のとき、x1/n→1である。したがって、m → ∞ である。
(1) 式の対数をとると(底 x)、
  1/n=logx(1+1/m)
である。
だから、次のようになる。
  
n →∞ のとき、m → ∞ である。したがって、(1+1/m)m→eである。
ゆえに、
logx(1+1/m)m→logxe
となる。
まとめると次のようになる。
  
したがって、nを十分大きくとれば、nx1/n-nはいくらでもlog xに近づいていく。