対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

対数の級数表示の導出

2020-09-16 | 指数と対数
5月頃、10回ほど続けた「指数と対数の起源」の続きである。

「指数と対数の起源」1,2,3でオイラーにしたがって(『オイラーの無限解析』7章「指数量と対数の級数表示」の指数の部分)、指数の級数表示を見た。こんどは対数に移る。
前は、
a ω= 1+
から始めた。これと対応させれば、
ω= log(1+)
から始めるべきだが、ここでは対数一般ではなく、自然対数に限定して、級数表示と冪による表現を見ることにする。
すなわち、k=1を前提とする。したがって、底はaではなくe(ネイピア数)である。
e ω= 1+ω
に対応する、
ω= log(1+ω)
から始める。