対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

対数の級数表示の導出2

2020-09-17 | 指数と対数
 対数の無限級数による表示は、対数と双曲線のグラフの面積との関係から1660年代に導かれている。ニュートンは積分によって、メルカトルは区分求積法によって導いている。(志賀浩二『数の大航海』参照)
  log(1+x)=x/1-x2/2+x3/3-x4/4+…
 オイラーの目標はメルカトルの公式(ニュートン・メルカトルの公式)を
  log(1+ω)= ω
から導くことである。
 オイラーはこのギャップを4stepで登っている。この導出は指数の無限級数表示を導くときと同じ方法である。