「オイラーの公式――起承転結」が「数学・物理通信」(10巻7号)に掲載されていますので、案内します。
「数学・物理通信」(10-7. 2020. 9)
オイラーの公式は1740年―1745年に形成されている。オイラーは1740年に調和振動を契機として、公式の一端をつかんだ(起)。1743年に調和振動の成立条件を見直し、関数(指数、余弦、正弦)のテイラー展開を比較することによって、公式の全体を把握した(承)。次に、微積分からつかんだ公式を1745年に代数的方法で原理的に再構成した(転)。そして、オイラーは円から生じる同位の関数として公式を定式化した(結)。Euler’s Formula —An untold story.
「数学・物理通信」(10-7. 2020. 9)
オイラーの公式は1740年―1745年に形成されている。オイラーは1740年に調和振動を契機として、公式の一端をつかんだ(起)。1743年に調和振動の成立条件を見直し、関数(指数、余弦、正弦)のテイラー展開を比較することによって、公式の全体を把握した(承)。次に、微積分からつかんだ公式を1745年に代数的方法で原理的に再構成した(転)。そして、オイラーは円から生じる同位の関数として公式を定式化した(結)。Euler’s Formula —An untold story.