対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

指数と対数の冪表示と級数表示1

2020-09-29 | 指数と対数
 指数と対数の冪を用いた表示を求める過程を4段階でまとめてみる。その級数表示は冪表示を二項展開すれば求められる。5段階で級数表示が得られる。以下に示すのは、『オイラーの無限解析』7章「指数量と対数の級数表示」の縮小版である。縮小というのは、オイラーは
  
から始めているが、ここではk=1(a=e)すなわち、
  
から始めているからである。

A 指数の冪表示と級数表示

1 累積
  
2 変数部分をx(有限値)で表示する
  
3 nが無限大数、ωが無限小数であることを確認して、ωをxとnで表示する
  
4 2,3を1へ代入する
  
 これが指数の冪を用いた表示である。
5 4を二項展開する(nが無限大数であることを考慮して)