対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

ワクチンの有効性95%とは

2020-11-20 | ノート
米の製薬会社ファイザーは開発したワクチンの臨床試験での有効性が95%だったと発表した。これは次のように計算した結果だという。
参加者43500人を、ワクチンを打つ組Aと偽薬を打つ組Bの2組(半数)に分け、新型コロナの発症を1か月追跡する。結果はAの発症は8人、Bの発症は162人。ワクチンを打たずに発症した人数162を「もと」にして、ワクチンで発症を防げた可能性のある人数162-8=154をくらべる。
  ワクチンで発症を抑えられる割合=154÷162×100=95%
これが有効性95%の内容である。計算じたいは簡単だが、数値を出すのに手間がかかっている。