対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

カンナの花と果実

2020-11-27 | 庭の草木
以前、カンナの花のように見えるのは雄しべが変化したものだと知った。昨日、乾いた果実に気づいたが、もう少し観察しようと思った。昨日の乾いた果実の時間を巻き戻してみる。まだ咲いている花の根元を見る。

つぶつぶの赤紫色が出来立ての果実である。造りを見ておこう。中央で説明すると、果実から伸びているウサギの耳のようなものが、本当の花(3枚)である。右側はそこから花びらのようなものが伸びているが、これが雄しべが変化したものである。時間が経つとこれが枯れて落ちる(落ちないものもある)。落ちたものが真ん中のようになる。さらに時間が経つと、次のようになる。

枯れた本物の花が3枚、果実についている。蕊(しべ)は乾燥して柱としてその中に残っている(花びらのようなものが枯れてそのまま残っているものもある)。果実の下は枯れた萼である。
果実をつぶしても種は見当たらなかったが、どうやら種子はできないようである。