対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

当選、当せん、当籤

2022-05-12 | ハングル
『実用韓国語文法中級』は半分ほど来た。ネイバー辞書を利用して漢字語や発音を確認しながらやっている。

先日、「복권」(ポックォン)がわからず調べたら「宝くじ」だった。これは漢字語で「福券」だった。記憶に残る。次に「당첨」(タンチョム)を調べたら、「当籤」(當籤)だった。くじ(籤)がわからず、拡大すると、だった。
日本でも「くじに当たる」ことを漢字で表記すると「当籤」だが、籤が常用漢字にないために、新聞などでは「当選」を当てているのだという。しかし、法律関係では、さすがにこれは受け入れられず、「籤」を想起させるために「当せん」と記すのだという。注

「当選」に当たるハングルは「당선」(タンソン)で、「선」は選挙선거(ソンゴ)の「선」である。

抽選は、くじ引きで選ぶことで、ハングルでは추첨(チュチョム)、漢字表記は「抽籤」で「籤(くじ)」で表記している。こちらは「選ぶ」を使ってもあまり違和感はない。추と선で、「추선」ができるが、これは「抽選」ではなく、「 推選」(推薦して選び出す)という意味のようである。

注 ウィキペディアより
・「籤」が常用漢字に入っていないので、「当せん」と交ぜ書き表記する。(国会の議事録や全国自治宝くじ事務協議会はこれに従っている)
・日本新聞協会用語懇談会は代用字「当選」を用いると定めているため、多くの新聞・テレビでは「当選」を用いている。