対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

コガネグモ(黄金蜘蛛)と隠れ帯

2022-05-25 | 庭の小動物
今年はサツキ(ツツジ)が虫(ルリチュウレンジ)にやられて、葉もなく花もなく枝の先端が少し緑ぽく見えるだけである。蔓が絡み、スイセンの葉が伸びてツツジを覆って、まったく見栄えがしないのである。これらとともに根元の雑草(主にドクダミ)を抜いてきれいにする。ついでにツツジを剪定する。これが今日の目標だった。

蜘蛛の巣に気づいた。まったく注意もせず無造作にやっていたので、よく糸が切れなかったと思った。

最初に目に付いたのは、ジグザグに糸を張って白く見える4か所の白帯、これは隠れ帯(カクレオビ)と呼ばれているものである。中央の蜘蛛は、昨年識別できるようになったコガネグモ(黄金蜘蛛)だと思ったが、自信はなかった。調べるとコガネグモで間違いなかった。ただ昨年より1か月ほど早く身体は昨年見たものよりかなり小さかった。

隠れ帯の機能にはいくつか説がある。その一つに身体を大きく見せるというのがある。上の画像はそのように思わせるものである。四方に広がる白帯を背景に、8本の脚を2本ずつ合わせて、コガネグモはの字に身体を広げている。