対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

平成が始まっていた1

2019-04-23 | 吉本隆明
「試行」の後記には、たいてい郵便料金値上げの悩みがつづられていた。情況への発言と共に後記は楽しみだった。
69号(1990.3)の後記のページに電話番号が書き入れてある。試行社(吉本隆明方)の住所を電話案内に告げたら間髪を入れず案内されたものだ。あまりの速さに驚いた記憶が残っている。この何か月か前に、私家版「もうひとつのパスカルの原理」を試行社に郵送していた。その感想を聞きたいと思っていたのである。
電話をすると奥様が出られた。「いま、散歩にいっている」ということであった。あとでかけ直すことになった。
(つづく)

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