対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

名古屋へ行って来た

2019-05-03 | 日記
名古屋の那古野にある会席料理の店Mでランチを食べてきた。連休前に家族で入れていた唯一の予定だった。名古屋国際センターで待ち合わせた。わたしはタカシマヤゲートタワーモールのS書店と桜通のJ堂によった後、待ち合わせ場所に向かった。合流した後は四間道(しけみち)を通ってMに行った。食事をした後は円頓寺商店街を歩いた。人通りはまばらだった。名古屋も大通りを一歩入ると古い町並みが残っている。ここ(I市)より昭和を感じた。これはこれで魅力的だった。しかし、いつものように駅前の高層ビルを見上げたり、駅や地下街の圧倒的な人ごみのなかを歩いたりすることも楽しかった。

紫蘭の花のつくり

2019-05-02 | 庭の草木
紫蘭の花は見た目がすべて花弁のように見える。6枚の花被片から構成される。萼と花弁の形がよく似ていて区別できない場合、まとめて花被片といい、外と内で区別する。外が萼、内が花弁に当たる。

紫蘭の花で目立つのは襞の付いた花びらである。これは他の5枚と形が違い、唇弁と呼ばれている。これを軸にして「Y」の字にみえるのが内花被片(花びら)で、その外側に「人」の字のように外花被(萼)が支えている。唇弁の上には蕊柱(ずいちゅう、おしべとめしべの柱)があり、ここに昆虫が誘引される。

元号漢字考

2019-05-01 | ノート
令和は248番目の元号である。これまでに使われている漢字の総数は506ある。元号はほとんど2文字で作られているが、奈良時代に4文字の元号が5回連続してあったため、248×2+2×5=496+10=506である。このうち、使われている漢字の種類は73で、好まれて使われている漢字がある。「和」は今回で20回目、「令」は初めてである。よく使われている漢字のベスト10は次のようになっている。数字は回数。
永 29 元 27 天 27 治 21 応 20 和 20 正 19 長 19 文 19 安 17
これだけで元号の43%を占める。

「和」の付く元号は、和銅(わどう)が最初で、これだけが上に「和」が来る。後はすべて下に付く。
奈良時代1
和銅わどう
平安時代8
承和じょうわ 仁和にんな 応和おうわ 安和あんな 寛和かんわ 長和ちょうわ 康和こうわ 養和ようわ
鎌倉時代1
正和しょうわ
南北朝時代4
貞和じょうわ 文和ぶんわ 永和えいわ 弘和こうわ
室町時代0・安土桃山時代0
江戸時代4
元和げんな 天和てんな 明和めいわ 享和きょうわ
近代・現代2
昭和しょうわ 令和れいわ

昭和と令和のように、1つだけ跳んで「和」が使われている例が2つある。平安時代の応和と安和、南北朝時代の貞和と文和。上の下線部。

ベスト11以下、複数回使われている漢字は次のようになっている(32種類)。
延 16 暦 16 寛 15 徳 15 保 15 承 14 仁 13 嘉 12 平 12 康 10 宝 10 久 9  慶 9  建 9  享 8 弘 8 貞 8 明 7 禄 7 大 6 亀 5 寿 4 万 4 化 3 観 3 喜 3 神 3 政 3 中 3 養 3 雲 2 護 2
1度だけ使われている漢字は次の31種類である。
令 乾 感 吉 亨 興 景 衡 国 斎 至 字 朱 授 勝 昌 昭 祥 成 泰 鳥 禎 同 銅 白 武 福 霊 老 祚 雉

このように漢字を並べてみると、ベスト10の漢字は、さすがという感じがする。シンプルで書きやすく、心に響いてきて、味わいがある。とてもいい漢字である。