対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

クスノキの冬芽

2020-02-14 | 庭の草木
クスノキ(楠)には巨木のイメージがあった。それで庭の小さな木がクスノキとわかったときは不思議な気がした。鳥の糞から自生したことも分かった。庭のクスノキは邪魔ものだった。高くなった木が何本かあった。それは切り倒した。ヒコバエしてくる若い枝と葉は毎年取り除いてきた。
この時期の定番はフキノトウだったが、今年は他の植物に関心を寄せてきた。今回はクスノキに近づいてみた。

赤みを帯びた冬芽、なかなかいいではないか。生長を追って見ようと思う。

アヤメの枯れた実

2020-02-13 | 庭の草木
初夏に白い花が咲いていたアヤメ(文目)。その枯れた実。何本か立っている。

中には種が入っている。毎年繰り返していたのだが、何もしてこなかった。種を採って別の場所に蒔いてみようという気になった。花が咲くまでには3年以上かかるという。

初雪と雪中花(水仙)

2020-02-10 | 日記
この地方(名古屋市近辺)での最も遅い初雪の記録は1901年1月21日だったという。今日、やっと初雪が降った。降るというよりは、ちらつくだろうか。119年ぶりに20日更新したことになる。最初は午前中に気づいた。ちらほら浮かぶように舞っていた。正午の頃がもっとも降っていた。初雪の中でラジオ体操をやった。この初雪を記録できるだろうか。

画面の左上、フキノトウが出ているあたりに、淡く発光しているような雪がはっきり写っている。


アルミサッシの熱膨張

2020-02-07 | 日記
物置の玄関の引き戸はいつも開閉時にキィーキィー音を立てる。そのため、ぴったり閉めず開けたままにしていることもある。昨日の夕方、開けたままの戸を閉めようとしたら、音を立てずに閉まった。そのときは、あれっ、と思っただけだったが、今朝、開けてみると、音を立てずに開いた。閉めると音を立てずに閉まる。
昨日から寒くなり、今朝は今季一番の冷え込みだった。庭の水溜まりには氷が張っていた。戸はアルミサッシの引き戸だが、気温が低く、上下か前後かわからないが、収縮して、ふだんは接触している箇所と接触しなくなったと考えるのが妥当だと思われた。昼ころになると、普段の音を立てる引き戸にもどったから、推理は合っているだろう。絶妙な間隔の玄関ということになる。
調べるとアルミの熱膨張係数は鉄などの2倍ほどある。よく見かける金属では一番伸び縮みが大きい。

ドウダンツツジの冬芽

2020-02-06 | 庭の草木
ドウダンツツジ(灯台躑躅)の先が赤く見える。近づいてみると、鱗のような皮(芽鱗)でおおわれている。赤いのは冬芽(とうが、ふゆめ)だという。秋に形成されて、この鱗芽(りんが)の姿で冬を越す。この中に花芽と葉芽が入っている。
この
枝分かれの様子は「結び灯台(三本の棒をひもで結び、上下を開いて立てて台とし、その上に油皿を置いたもの)」に見立てることができる。これがドウダンツツジを「灯台躑躅」と表記する由来である。

ナンテンの紅葉

2020-02-05 | 庭の草木
緑のままの葉もあるが、赤く紅葉した葉もある。ナンテン(南天)はモミジと同じように気温や日照に反応して紅葉するという。ただし葉が落ちることはない。

冬の場合は、冷たい風のあたる場所の葉は赤く色づくのだという。ある種のストレス反応らしい。表は赤いが、裏側はあざやかな黄緑色である。葉緑素は生き残っている。春になって暖かくなり、ストレスがなくなると、緑の葉にもどるということなのだろうか。

ギボウシの越冬

2020-02-04 | 庭の草木
ギボウシ(擬宝珠)の枯れた茎や葉を、何か手を加えるとだめになるような気がして、長い間何も処理せず、そのままにしていた。一昨年あたりから、他の植物(モミジアオイ、カンナなど)と同じように取り除くようになった(取り除けるようになった)。

上が取り除いた枯れた茎や葉、下がギボウシの眠っている株。この株から春になると芽が出てくる。

アザミのロゼット

2020-02-03 | 庭の草木
ロゼット(rosette)は、地表に葉を平らに並べた植物の状態を指す。このような形で冬を越す植物が多い。庭を歩いていて、地面の緑のバラが目に付いた。しゃがんで指を伸ばすと、棘に刺されてしまった。何だろうと思ったが、すぐにわかった。このあたりにアザミが咲いていた。アザミは漢字で「薊」と表記する。草カンムリに魚と刀(りっとう)である。葉が魚の骨のように見え、トゲがたくさんあって刺す植物ということだろうか。近づいてみると、葉の先だけでなく、全身武装している。棘はバラより多く、緑の葉が白っぽく見える。

バラの花のような広がりと棘、アザミのロゼット。