対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

ツュンベリー(Thunberg)

2020-03-16 | ノート
シャガ(著莪)の学名(Iris japonicaThunb.)を調べていて、カール・ツンベルクCarl Thunbergを知った。ツンベルクはThunbergと書くスウェーデンの姓だが、さまざまな表記がある。トゥーンベリ(環境活動家のグレタ・トゥーンベリ)もその一つ。
『日本自然誌の成立』(木村陽二郎著、中央公論社、1974年)を見ていたら、「ツュンベリー」と表記してあった。これは生誕200年の記念準備委員会の提唱だという。

目次
序章 自然誌の成立
第一章 ツュンベリーの日本植物誌
1 ケンペル、ツュンベリー、シーボルト
2 ツュンベリーの師リンネ
3 ツュンベリーの植物採集
第二章 『解体新書』と蘭学興隆
第三章 本草家平賀源内

対応論と等価変換理論

2020-03-13 | ノート
高内壮介『暴力のロゴス』で提起されていた対応論、市川亀久彌『創造性の科学』で提起されていた等価変換理論。この2つの理論の止揚をめざして複素過程論をつくろうとしていた。30年ほど前のことだ。
『もうひとつのパスカルの原理』の第5章で取り上げている。ブログを始めてから4章まではたびたび読み直すことはあったが、5章以降はネガティブな感情が先だって、読み直す気になれなかった。
昨年、ひさしぶりに5章をパラパラ読んでみた。がんばっていたじゃないか、と思った。例えば、こんなところ。
(引用はじめ)
 市川が強調しているように、創造過程の核心はΣaの廃棄からcεをへてΣbを導入していく過程にあるだろう。すなわち、「さなぎ」の段階である。これは対応論でいえば延長性(依存)と断絶性(否定)が交錯する段階といえる。対応論と等価変換理論は、延長性をcε、断絶性をΣaの廃棄・Σbの導入と対応させれば同じものといえるだろう。二つの理論とも歴史の論理にもとづいている。
 また、「さなぎ」の段階は実体の本質と偶有性が問題になる段階とも考えることができる。本質をcε、偶有性をΣa・Σbと対応させれば、修正した武谷三段階論のエッセンスは等価変換理論のなかに認めることができるといえる。したがって、私は同定理論を等価変換理論の認識論と考えてきたから、同定理論と武谷三段階論を統一する場は等価変換理論のなかにあるということになるだろう。
 形成過程をもっとくわしく把握するために、等価変換理論にさらに立ち入っていくことにしよう。
(引用おわり)

「NHKプラス」登録完了

2020-03-12 | 日記
3日に申し込みをして、9日に登録が完了した。はがき(確認コード)が思っていたより、早く到着した。
総合とEテレの同時配信、見逃し番組配信(放送後から7日間)。見逃し番組はカテゴリー(ドラマ、ドキュメンタリー、エンタメなど)から選ぶようになっている。配信されない番組もある。例えば「ブラタモリ」はないようだ。「カネオくん」や「チコちゃん」はある。「麒麟がくる」もある。
今のところ特に見たい番組はないが、そのうち利用することもあるだろう。

ネットで申し込みをするとき、入力を間違えて次のステージに行けなくて足踏みしたり、戻ったりするのが常だった。しかし、今回は一度も立ち止まることなく円滑にいった。こんなこともあるのかと不思議だった。

The situation is out of control.

2020-03-10 | ノート
たくさんのイベントが中止されている。明日の「東日本大震災九周年追悼式」も中止になっている。これらの中止は新型コロナウイルスの感染拡大の防止のためだが、ただ一つ、東京オリンピックを開催したいためである。
2013年、安倍晋三は福島第一原発について「The situation is under control」と述べ、招致に寄与した。しかし、これは嘘であった。
「福島」を犠牲にしておいて「オリンピック」を開催するなどということはあり得ない。7年たって、安倍政権の嘘の帰結をみることになるのだろう。

東京へ家族で行って来た

2020-03-09 | 日記
土曜日に身内の結婚式が東京であった。新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止される中、結婚式の中止・延期の報道もあったが、予定通り行われた。何か月も前からの予定であったから、変更する方が難しかっただろう。特別な警戒、注意喚起もなく、ごく普通に行われた。
式や披露宴は普通だったが、式の前後におとずれ皇居、浅草、スカイツリー、東京タワー、はとバス観光などは、普段とはまったく違っていただろう。どこも閑散としていた。新幹線は行きも帰りもガラガラだった。
庭の撮影に特化したカメラだったが、こんどはじめてカメラを持って外出した。


つくしの子

2020-03-05 | 庭の草木
つくしの漢字は「土筆」だが、「筆頭菜」という表記もあるようだ。昨夜のテレビで知った。どちらにも「筆」が使われている。
今日は冷たく強い風が吹いていたが、庭に出てみた。もう10センチほどに伸びたツクシ(土筆)が何本あった。これは馴染みのツクシの形である。そういえば、出始めた頃のツクシの記憶がないと思い、探してみた。「つくしの子がはずかしげに 顔を出します」(春一番 キャンディーズ)が浮かんできていたのである。


コロナが近づいている

2020-03-04 | 日記
愛知県は感染者数が今のところ全国第3位(41人)である。名古屋は多いし、先日は隣町の銀行で感染者が出た。2、3日前に、妻のラインにI市に感染者が出たという知らせが来た。真偽のほどはわからない。ニュースを注意していたが、特に関連するような報道はなかった。デマだったのではないか、と結論づけていた。ところが、今日、愛知県で9件、そのうち尾張は4件とニュースにあった。I市と名指しはされていなかったが、可能性はあると思うようになった。

妻は定年退職したが、縁あって、ずっと学校の手伝いをしている。フルのときもあったが、ハーフのときもあった。この半年は教科の手伝い(チュータ)をしていた。それが、この度の休校措置によって、お役御免となった。ところが、近くの児童館から連絡が入って、来週から、手伝いに行くことになった。

「NHKプラス」を申し込んだ

2020-03-03 | 日記
1年ほど前、「どがらじ」をインストールした。これはPCでラジオが聴ける、録音もできるというサービスである。数回使っただけで、そのままになっているが、最初はずいぶんありがたいサービスだと思った。

こんどはテレビのサービスである。「NHKプラス」、これはPCでテレビ(総合とEテレ)が見え(同時配信)、見逃し番組配信(放送後から7日間)も見えるというものである。
この利用申し込みをした。申し込みは3段階、その2段階まで。しばらくしたら(1~3週間)はがきが届き、その案内に従って手続き(確認コードの入力)をすれば登録が完了する。

新型コロナウイルスの表記

2020-03-02 | ハングル
新型コロナ対策の日韓比較の報道が多くなっている。見ていると、対策は韓国の方が先を行っていると思われる。
画面にハングルが映し出されるので読みとろうとするが、理解する前に違う画面に変わってしまう。反射的に反応できたのは、薬局の약(薬、ヤク)くらいのものだった。

WTOが付けた名称はCOVID-19だった。これは「コロナ(corona)」、「ウイルス(virus)」、「疾患(disease)」の頭文字と2019年から。これのハングル表記は「코비드-19」(コビトゥ19)、しかし、わかりやすいように「코로나19」(コロナ19)と呼ぶようにしているようだ。日本ではもっぱら新型コロナウイルスだが、これに対応するハングルは「신종 코로나바이러스」(シンジョン コロナバイロス)となる。