正月中にもときどき原稿を見直した。ある個所に違和感を持つと、たしかにこれまで曖昧だったことに気づく。訂正すると少し前進した気になった。
ネイピアは等比数列と等差数列の対応を、2つの数直線(一つの線分と1つの半直線)上の点の運動と対応させた。等比数列は一定の割合で減少していく線分上の運動として、等差数列は一定の速さで進む半直線上の点の運動として捉えた。これは志賀浩二によれば「実数概念や関数概念へ向けての最初の胎動」ということである。
これについて追加したくなっている。本文には入らない。付録として追加だろうか。これには図を入れた方がよいのだが、困ったことに、作図の仕方がよくわかっていないのである。