「独身貴族」感想
Finale”恋の結末”
5話で守とゆきが「めぐり逢えたら」話をしていたあと突然小林弁護士(篠井英介さん)が守の隣に現れたシーンって謎だったけど、実は重要な意味があったんだ!ってことが最終話でわかった。こうゆう予想外の伏線回収は気持ちいい。
ベンチで語らう守とゆきの映像を見て、進と玲子さんが身を引くことを決めた、ということにも凄く納得できたし。
あのときの守とゆきは映画話で盛り上がりつつも意見が食い違っていたわけだけど、本人たちの意識はなくても二人だけの世界を醸し出していて、あの雰囲気を見たら誰もそこには割り込めないと感じるのは、無理がない自然な流れだったと思う。
そんなわけで進と玲子さんは守とゆきを結びつけるために関係ない人まで巻き込んで大鰍ゥりな茶番をしくんだけど、独身社長守は頑なだったなぁ。
進は守に、臆病だ、傷つくのが浮「だけ、って言ってて、それはその通りなのかもしれないけど、
進と玲子さんが身を引いて枷がなくなったからって、はい、じゃ今度は自分とゆきがハッピーエンド、って、そうゆうこと簡単にできるものじゃないと私は思う。
だから私は、ゆきからの告白にも頑なだった守は好き。
「君といるといつも僕の心はざわついて何も冷静な判断ができなくなってしまうんです。これ以上こんな気持になりたくありません。」って、自分を見失うほどあなたに恋してます、って告白だけど、キス目撃以降の守は冷静になろうとはしてても凄く辛かったと思う(ってか見ているわたしのほうが辛かった)から、傷つくのが浮「ってのは仕方ないと思ってしまう。
でも「僕は君のことを全て忘れて、一人静かに生きていきたいんです」ってのは無理なわけで。
そんな守に喝入れの玲子さん。
青森でのゆきとの会話と魚投げもカッコ良かったし、母子手帳の嘘も好きだったのが、さらにパワーアップ!惚れ惚れしましたわ。(笑)
今まで玲子さんに対して何も否定しない愛のない優しさでしか接してなかった守も「あなたには関係ないことでしょ」「大きなお世話です」って感情を持った言葉を投げかけることができたのも良かった。
そんなこんなで、守とゆきのハッピーエンドが成立したわけだけど。
告白の言葉は8話でゆきが寝てるのを確認してから言ったときのほうが私は好きだったなぁ。
ってか、玲子さんへの涙のプロメ[ズのほうが断然泣けた。(^^;)
ハグとキスは良かったんだけど、ゆきの母上が唐黷スコントには何の意味があるの?
キスシーンを見たあと、あんなばかげたことで悔しさと怒りが湧くとは思ってもみなかった。
茶番がバレる水島部長のワイヤーアクション連呼には笑ったし、エンドロールでの玲子と進や茶番リハの様子はみんな楽しそうで結構好き。
「8月のボレロ」クランクインで全員集合は楽しげで良かったとは思うけど、正直私にはあの映画が良作になるようには見えなかったし、進とゆきにはずっとイライラしていたから、最後の守とゆきの会話が「進、本物のプロデューサーの顔になってきたな」「いい作品になりそうですね」「君の脚本のおかげだよ」ってのはあんまり好きじゃない。
ラストの守とゆきのツーショットも良かったけど、小林弁護士が撮影した映像の中の二人のシーンのほうが私は素敵に見えてしまった。
守が大好きで楽しめたドラマだったけど、進とゆきに共感できないことが多くてモヤモヤ感が大きかったのが残念だった。
一番好きだったのはEpisode3、その他の回も好きなシーンはあったんだけど、守、進、ゆき、それぞれに感情移入できたから。
最終話は玲子さんのカッコ良さに一番ワクワクしました、すんません。(^^;)
デヴィ夫人は最初の頃は違和感あったけど、守の靴がなくなって順調すぎるのに不安な様子、結婚式当日に守を心配している感じ、玲子さんからのお別れでの安堵感、ちゃんと伝わってきて、登場人物の中で一番心の動きがわかりやすかったのは亜希子おばさまだったりする。(笑)
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きーた
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