方言が違うと言った方がわかりやすいのか、単語も言葉の
イントネーションも違う。大げさな話、町村が違えば、同じ島
なのに相手の話している言葉(方言)がわからない。
過酷な税があった時代に、一揆を恐れた支配者層が各村の交流を
させなかったからだと言われている。
長くこの島に住んでいると言葉や顔つき、体型で出身地が
わかる人もいる。私は方言を話せないが、いつのまにかある程度
聞くことが出来るようになってしまった。
同じ宮古島の人同士でも言葉がわからないときは、私に
「あれ、なんて言っているのかな?」
と聞いてくることもある。
この宮古島はある意味、合衆国であり、私は通訳とは言えない
までも、私を通して島の人同士が話すこともあるのだ。
そんな私でも佐良浜のオバァや西村のオバアの話している言葉、
そして多良間島の言葉は今でも理解不能で、まったく何を話して
いるのやらわからない。
いくら聞こうとしても、いくら聞いても聞き取れない。
ロシアの言語学者であるニコライ・ネフスキーと言う人は、
この宮古島の言葉、それも各市町村の言葉を正確に話せたと
いうのだから、たいしたものだ。
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