うんたま森のキジムナー

浜遊び

そろそろ、夜の漁に出る時期がやってきた。
毎日、漁協のセリ状況を見ているけれど、魚の値段が安い。
数人の潜り漁師が出ているが、もし、もう一隻、船が出ると同じ
種類の魚が出るので売れなくなる可能性もある。

漁師仲間から「何か仕事はないか?」と聞かれた。
夏場、魚が安い時期で、シュノーケル(スキンダイビング)だけの
申し込みがあると漁師仲間の船を出して連れて行ってもらう事も
ある。海の物を捕るのが本職なので、タコや魚を捕ってきては、
お客さんたちに食べさせてくれているそうだ。なかなか評判も良い。
漁師達と仲良くなって、毎年、遊びに来られる方もいるようだ。

宮古島の観光ガイドブックを見ると、漁師達との追い込みツアーと
書かれてあるのを見るが、それに似たような事を企画してくれないか?
と相談されたこともある。ちなみに、この漁師達と行く追い込み漁ツアーは
定着したことがない。
スキンダイビングツアーくらいなら、企画できそうな気もする。
魚やタコを捕るのも上手だし、船やビーチでサッと美味しく食べ
られるうように料理してくれる。連休や忙しい時期なら集客出来そうな
気もするが、彼らの生活リズムをかえてしまうような気がしてならない。
伊勢の海女のショーではないけれど、彼らの海での技術を見世物に
するようなそんな事はしたくない。たまにスキンダイビングの
お客さんを連れて行ってもらうだけで、それ以上の事はしたくない。


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