柏餅

スーパーのレジの近くに「柏餅(かしわもち)」が売られていた。
こどもの日を過ぎてもしばらく売られていた。
柏の葉っぱが兜の形に似ていることから端午の節句にふさわしいと
されるようになったという話しを聞いたことがある。

沖縄には5月5日　端午の節句に柏餅を食べる習慣はない。
おそらくテレビの影響で売られているのだろう。
5月には島内のあちこちで鯉のぼりを見る。
民放が放送されるようになってから鯉のぼりがあがり出した。
沖縄本島では5月5日に那覇ハーリーが行われたとニュースでやっていた。
沖縄では5月5日のことを「グングァチグニチ」という。
新暦ではなく旧暦の行事である。

その頃、沖縄は梅雨が明けて、糸満をはじめ各漁港では
ハーリーが行われる。
特に子供の成長を願って「邪気祓い」を行ったそうだ。
柏餅は食べないが「あまがし」を食べる習慣がある。
このあまがしを菖蒲の葉っぱで作った匙でいただく。
菖蒲の葉っぱの独特な香りが邪気を払うと言われている。
沖縄にはそういう習慣があることはオバァたちから聞いて知ってはいるが、
実際にあまがしを食べたことはない。

沖縄本島の富士屋というところでは、人気メニューの一つで一年を通して
食べることができるそうだ。